「あっぱれ!!!」
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山本由伸 圧巻の投球で4勝目の権利 5回まで無安打無失点、6奪三振に敵地ファンも沈黙

<ブレーブス・ドジャース>ドジャース先発・山本(撮影・沢田 明徳)
◇ナ・リーグ
ドジャースーブレーブス(2025年5月2日 アトランタ)
ドジャースの山本由伸投手(26)が2日(日本時間3日)、
敵地でのブレーブス戦に先発。
5回まで
無安打
無失点、
6つの三振を
奪うなど完璧な投球で4勝目の権利を手にした。
初回を
危なげなく終え、リズムをつかんだ。
先頭のバードゥーゴをカットボールで投ゴロに仕留め、続くライリーはスプリットで見逃し三振。3番・オズナには11球粘られて、最後は四球で出塁させたが、オルソンを遊ゴロに打ち取ってスコアボードの左端に「0」を入れた。
2回には
先頭のマーフィーが放った速度106,4マイル(約171.2キロ)のライナーをキャッチ。投直で先頭打者を打ち取り、打球とともにペースをもつかんだ。
3回は
1死から2者連続三振。
4回も
1死一塁から2者連続三振。全く付け入るスキを与えず、先発としての責任投球回を投げ切った。
試合前、ナ・リーグの3、4月の月間最優秀選手(MVP)を受賞。
日本投手としては5人目、
自身初の栄誉だった。
試合前の時点で、
6試合に登板して3勝2敗、
両リーグトップの防御率1・06。
抜群の安定感が持ち味の右腕は投球を確実に立て直して、
この日のマウンドに立った。
前回登板4月25日(同26日)のパイレーツ戦では、
苦しい投球に終始。
初回先頭に四球を与えて先制を許し、
連続無失点が18回2/3で、連続自責点なしが21回2/3でストップ。
2~4回は0点に封じたが、3回までに4四球と制球に苦しみ、5回は味方の失策で招いた無死二塁から2点を失った。
1試合4四球は
メジャー移籍後ワーストで、
オリックス時代の22年8月2日西武戦以来3年ぶり。
5回5安打3失点で今季2敗目を喫した。
投球を振り返り「リズムの悪い投球だった。
(調子が)良くない時でも最少失点で抑えられたら」と悔やんだが、同じ失敗は繰り返さない。
野茂英雄が
ドジャースでメジャーデビューしてから、
この日で30年。
記念すべき日に
ドジャース先発陣の柱は、持ち味を存分にマウンドで表現した
山本由伸 圧巻の投球で4勝目の権利 5回まで無安打無失点、6奪三振に敵地ファンも沈黙(スポニチアネックス)