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ロリー・マキロイがマスターズ初制覇でグランドスラム達成 ウッズ以来25年ぶり 松山英樹21位

ロリー・マキロイが悲願のマスターズ優勝。史上6人目のグランドスラムを達成した
◇メジャー初戦◇マスターズ 最終日(13日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)
35歳のロリー・マキロイ(北アイルランド)が悲願の「マスターズ」初制覇を遂げ、4大メジャータイトルをそろえるキャリアグランドスラム(生涯GS)の大偉業を達成した。
2000年「全英オープン」でタイガー・ウッズが決めて以来25年ぶり。
ジーン・サラゼン、
ベン・ホーガン、
ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)、
ジャック・ニクラス、
ウッズのレジェンドたちに続く史上6人目となった(※)。
通算11アンダーで並んだジャスティン・ローズ(イングランド)とのプレーオフを制した。生涯GSに王手をかけてから11度目の挑戦でグリーンジャケットをつかみ、メジャー通算5勝。44歳のローズは、1998年のマーク・オメーラ(41歳89日)を上回る最年長での大会初優勝を逃した。 マキロイは最終日を単独首位でスタート。1番でダブルボギーを喫し、いきなり同じ最終組を回るブライソン・デシャンボーに並ばれた。2番(パー5)でバーディを獲ったデシャンボーに逆転を許した後、3番からの2連続バーディでトップを奪還した。 後続に4打差をつけて迎えたサンデーバックナインの13番(パー5)でダブルボギー。14番も落としてジャスティン・ローズ(イングランド)、ルドビグ・オーベリ(スウェーデン)に並ばれたが、2オンに成功した15番(パー5)と17番でバーディを奪って再び抜け出した。 しかし、最終18番で決めれば優勝という1.5mのパーパットを外して「73」。この日10個のバーディを奪って「66」でホールアウトしていた4組前のローズとのプレーオフに突入した。 プレーオフ1ホール目の18番で、ローズが先に2打目を4.5mにつけたのに対し、マキロイはさらに内側の1mに寄せた。ローズがバーディパットを外してパーとした後、マキロイはきっちり沈め、雄たけびを上げた。 ローズはマスターズ3度目の2位。セルヒオ・ガルシア(スペイン)と戦った2017年大会に続くプレーオフ惜敗となった
ロリー・マキロイがキャリアグランドスラムを達成した(Michael Reaves/Getty Images)
2018年大会覇者のパトリック・リードが9アンダー3位。史上4人目の連覇を狙った世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは8アンダー4位。デシャンボーは「75」とスコアを落とし、7アンダー5位だった。 2021年大会覇者の松山英樹は7バーディ、1ボギーの「66」で回り、トータル2アンダー。48位から21位に順位を上げて14度目のマスターズを終えた。 ※現在の4大メジャーは「マスターズ」(1934年~)、「全米オープン」(1895年~)、「全米プロ」(1916年~)、「全英オープン」(1860年~)。生涯アマチュアとして戦ったボビー・ジョーンズは1930年に当時の4大メジャー「全英アマ」「全米アマ」「全英オープン」「全米オープン」を全て制覇した。
<上位の最終成績>
優勝/-11/ロリー・マキロイ 2/-11/ジャスティン・ローズ 3/-9/パトリック・リード 4/-8/スコッティ・シェフラー 5T/-7/ブライソン・デシャンボー、イム・ソンジェ 7/-6/ルドビグ・オーベリ 8T/-5/ザンダー・シャウフェレ、ザック・ジョンソン、ジェイソン・デイ、コーリー・コナーズ … 21T/-2/松山英樹 ほか
ロリー・マキロイがマスターズ初制覇でグランドスラム達成 ウッズ以来25年ぶり 松山英樹21位(ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO))