話題の海外パビリオンを初お披露目、サウジアラビア館やドイツ館などで異国体験
山﨑 颯汰
日経クロステック/日経アーキテクチュア
話題の海外パビリオンを初お披露目、サウジアラビア館やドイツ館などで異国体験 | 日経クロステック(xTECH)
大阪・関西万博は2025年4月13日に開幕する(写真:日経クロステック)
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大阪・関西万博が2025年4月13日にいよいよ始まる。開幕に先立ち、日本国際博覧会協会は25年4月9日、報道機関などを対象に会場を公開。主なパビリオンの外観や内観、展示内容などがお披露目された。
大阪・関西万博の見どころは、何と言っても世界各国のパビリオンが一堂に会する点だろう。158の国と地域による海外パビリオンが、全周約2kmにわたる木造の「大屋根リング」の内側に集結。それぞれの地域色を出した拠点が勢ぞろいした。
大阪メトロ中央線夢洲駅から出て東ゲートを抜けると、目を引くパビリオンが立ち並ぶ。案内図では会場内をいくつかのゾーンに分けて表示している。今回の記事ではそのうち会場北側に位置する「コネクティングゾーン」の海外パビリオンに着目して紹介する。
大阪・関西万博の会場案内図。大屋根リングの内側で、北側に位置する水色の部分が「コネクティングゾーン」(写真:日経クロステック)
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コネクティングゾーンの海外パビリオン。写真左に見えるのは、屋根の形状が特徴的なルクセンブルク館。右側にはドイツ館、韓国館が並ぶ(写真:日経クロステック)
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まず見ておくべきは、サウジアラビアのパビリオンだ。25年4月9日、初めてメディアに公開した。設計は、英国の建築設計事務所Foster+Partners(フォスター・アンド・パートナーズ)が担当。サウジアラビアへの「探検の旅」に誘う仕掛けを施している。林立する高い建物で敷地を分節し、展示空間を巡りながらその先が見え隠れする楽しさがある。風の流れを生むように、建物とその間の通路を配置することでパビリオン内が涼しくなるよう工夫している。
サウジアラビア館の外観(写真:日経クロステック)
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サウジアラビア館の設計は英国の建築設計事務所Foster+Partners(フォスター・アンド・パートナーズ)が担当した(写真:日経クロステック)
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サウジアラビア館の中央広場。建物上部にプロジェクターを設置しており、夜はライトアップする仕掛けだ(写真:日経クロステック