森ビル・大成建設・ソフトバンクなど連携、「スマートビルディング共創機構」発足
星野 拓美
日経クロステック/日経コンストラクション
森ビル・大成建設・ソフトバンクなど連携、「スマートビルディング共創機構」発足 | 日経クロステック(xTECH)
ビルに配置した空調や照明といった設備機器やサービスロボットなどを、インターネットによって連係させるスマートビル。その普及を目指す新団体「一般社団法人スマートビルディング共創機構」が2025年4月2日に発足した。
建設会社や不動産会社、IT企業、電設資材メーカー、スタートアップなどが業界の垣根を越えて協力し、スマートビルの構築に必要な技術の標準化や人材育成などに取り組む。複数のスマートビルを連係させたスマートシティーの実現も目指す。
スマートビルディング共創機構の理事ら。前方中央が竹田真二代表理事(写真:日経クロステック)
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新団体は12社から成る発起人会により設立された。
メンバーは
セコム、
ソフトバンク、
大成建設、
竹中工務店、
東急建設、
パナソニックのエレクトリックワークス社、
日立製作所、
森ビル、
鍵システム開発のビットキー(東京・中央)、
ビルメンテナンスのポータルサービスを提供するビルポ(東京・中央)、
スマートシティーのコンサルティングサービスを手掛けるAndeco(大阪市)、
交通・都市ソリューション開発のscheme verge(東京・文京)だ。
発起人会から新団体の理事を選出した。
代表理事は
森ビルオフィス
事業部営業推進部・企画推進部部長の
竹田真二氏が務める。
「多くの人が集まるビルや街をつくるには、様々な人を巻き込み、知恵を出し合うことが不可欠だ。
新団体には多様な事業者が領域を横断して集まる。
会員企業・団体の協力を推進し、
『人間を中心とした』スマートビルやスマートシティーで世界をリードしたい」。
竹田代表理事は25年3月27日の設立会見でこう語った