「すごいですね!」

 
おめでとうございます!

数十年前、

 
アメリカの、超・超有名大学で教授をされておりました、
 
数人の、日本人・数学者先生方を、
 
存じ上げておりましたが、
 
夕食の席など、
 
リラックされたとき、
 
教えていただきましたが、
 
皆様日本人先生方は、
 
講義の教壇では、
 
アメリカの大学ですから、
 
勿論、英語ですが、
 
通常、
 
一人の時は、
 
皆様の共通点は、
 
#1. 四六時中、頭の中では、数学をされている
 
―ーーと、おっしゃっておりました、
 
しかも、
 
もう一つの共通点は、
 
#2. 20歳以上、
 
日本で育っております先生方は、
 
「数字は、頭の中では、”日本語”だ」
 
そうです。
 
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聖徳大学研究紀要 聖徳大学 第28号 聖徳大学短期大学部 第50号 7-12(2017)
 
 
 
 
 
数の読み方が数えやすさに及ぼす影響 − 日本語における数の扱い方に着目して − 村田 カズ What makes manipulation of numbers easier or harder? Focusing on Japanese Numeration System MURATA, Kazu 要旨 言語によって数の数え方のシステムは異なっているが,数の数えやすさには何が影響しているのだろうか。本研 究の目的は,月の名称を陰暦月名で答える場合と漢数字月名で答える場合における数の扱い方は,例えば仏語で数 を数えることと日本語で数を数えることとの関係に類似しているのではないか,類似しているとしたら何が類似し ているのかを検討することである。ここでは,日本語を第一言語としている女子短大生201名を対象として,彼女 らを二つの群に分け両群に対して同じ問題への解答を求めた。同じ問題に対する解答所要時間は,順番の覚えにく い陰暦月名で答えるように求められた群(実験群)が,漢数字月名で答えるように求められた群(コントロール群) より0.1%水準で有意に長かった。この結果から,数の数えやすさの要因として,覚えておかなければならない数 を表す単語ができるだけ短く,少ないこと,そして数の数え方が規則的であることがあげられた。 キーワード 日本語の数を数えるシステム,記憶への負荷,数覚 Abstract The numeration system is different depending on languages, but what makes the manipulation of numbers easier or harder? 201 Japanese junior college students were divided into two groups, to each of which were given the same questions about manipulation of days of months. Modern Japanese way of calling months is successively one month, two month, three month, … , ten-one month and ten-two month, whereas classic way of calling months is Mutsuki, Kisaragi, Yayoi, … , Shimotuki and Shiwasu, each having no digital connotation. Our hypothesis in this experiment is that the relation between the modern way and the classic way of calling names of months in Japan is similar to that of Japanese numeration and Western numeration. Our statistical analysis shows that the modern way of calling names of months makes the manipulation easier than the classical way. That suggests the advantage of Japanese way of numeration over Western way in manipulating numbers. Key words Japanese numeration system, load to short-term retention, number sense 1.はじめに 数の数え方は,言語によって異なる。古代シュメールでは,5566 (5000+500+60+6)という数を3600+60×10×3+2×60+2×20+6 と数えていたという(Dehaene,2011)。これでは5566+5566は どのように計算したらよいか途方に暮れてしまうが,現在の日 本の学習指導要領において5566+5566は小学校3年生で取り 扱うことになっている比較的容易な計算である(文部科学省, 2011)。 数字の97は,日本語では90+7と読むが,フランス語では4 ×20+10+7と読む。日本語では,数を数える時に0から9まで の数字の読み方と10,102,103,・・・の位の数え方を知って いるだけで足りる。しかし,フランス語での数の数え方は,そ う簡単ではない。フランス語の初等算数の教科書には,83,97, 127,・・・等の数字の読み方を問う問題がみられるが,これは, フランス語を使うと数字を数えるだけのために,かなりの労力 が必要であることを示している。 小平(1986)は,「われわれが2+2=4なることを理解するの は,2+2=4なる数学的事実を感覚的に把握するのであって,論 証によるのではない。定理を理解するのも,これと同様に,定 理の述べる数学的事実を感覚的に把握するのであろう。」と述べ て,このような感覚を『数覚』と名付けた。そして小平は,『数 覚』を発達させるためには毎日長い時間をかけて繰り返し練習 することが必要であると思うと続けている。数を数えることは, 数を楽に操作できること,算数の学びを楽に進めることに繋が り,算数の学びを楽に進めることは小学校以降の学習にも重要 な要点ともなる。現代のように各自がスマホ等を持ち歩き,計

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数学のノーベル賞”「アーベル賞」柏原京大特任教授が会見「50年の研究が高く評価された」日本人初受賞「驚くべき定理を証明、真の数学的先見者」

読売テレビ

読売テレビニュース

 

 

 

 

 “数学のノーベル賞”と言われる「アーベル賞」に日本人で初めて受賞した

京都大学柏原正樹特任教授(78)が、

27日午後2時半から会見を開き、

「大変うれしく思う、代数解析の50年を超える研究全体が高く評価されたものと感じている」と受賞の喜びを語りました。  

 

会見で受賞を聞いたときの感想を聞かれると、

柏原特任教授は

「正直言って非常にびっくりした」と

笑顔を見せ、

「この50年間に50人以上の研究者と共同研究をしてきた。

 

 

 

(代数解析学の創始者である)佐藤幹夫先生をはじめ、

多くの方の助けを借りて、この賞をいただけた」と感謝の言葉を述べました。

 

 

  「アーベル賞」は、

ノーベル賞に数学の賞が存在しないことから、

2002年にノルウェー政府が創設したものです。

 

ノルウェー科学文学アカデミーは26日、

2025年の受賞者に

京都大学数理解析研究所の柏原正樹特任教授を選んだと発表しました。

 

 

日本人が受賞するのは初めてです。  

 

 

柏原特任教授は、代数解析学で重要な「D加群理論」を確立。

 

ノルウェー科学文学アカデミーは

「誰も想像しなかった方法で驚くべき定理を証明してきた

まさに真の数学的先見者だ」と

功績をたたえています。 

 

 授賞式は5月20日にノルウェーのオスロで開催されます

 

【速報】“数学のノーベル賞”「アーベル賞」柏原京大特任教授が会見「50年の研究が高く評価された」日本人初受賞「驚くべき定理を証明、真の数学的先見者」(読売テレビ)