フーシがアメリカ空母ハリー・トルーマンへの攻撃を主張…大規模攻撃への報復と位置づけ

イエメンへの軍事攻撃が開始されたのを見届けたトランプ米大統領(15日)=ロイター
【カイロ=田尾茂樹】イエメンの反政府勢力フーシは16、17日に計2回、紅海で米空母ハリー・トルーマンを攻撃したと主張した。米軍による大規模攻撃への報復としている。 【動画】フーシ、拿捕した日本郵船運航の輸送船を観光施設にしていた!
ロイター通信が伝えた米当局者の話によると、16日に米戦闘機が無人機11機を撃墜し、空母に接近させなかったという。空母の被害は報じられていない。
フーシは声明で、イスラエルが停止したパレスチナ自治区ガザへの支援物資搬入の再開まで、紅海周辺でイスラエル関係船への攻撃を続けると主張した。フーシによる紅海での攻撃が再び激化する可能性がある。
フーシ系通信社は、15日以降の米軍の攻撃が少なくとも47回に上り、死者が53人に達したと報じた。
米国のマイク・ウォルツ国家安全保障担当大統領補佐官は米ABCに「攻撃では複数のフーシ指導者を標的とし、彼らを排除した」と語った