ドジャース編成本部長、『日本を青く塗りつぶせ』プロジェクト完遂に高笑い

 

「日本のファンはドジャースの下に」LAタイムズ紙に語る

 

中日スポーツ

 

 

 

巨人戦の3回、大勢の観客が見つめる中、2ランを放つドジャース・大谷

 

 

 

 確かに、日本は『ドジャーブルー』に塗りつぶされた。米紙ロサンゼルス・タイムズは15日(日本時間16日)、「『日本を青く塗りつぶせ』―ドジャースの日本席巻プロジェクトは、どのようにして現実となったのか」のタイトルで記事をアップ。ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長が、日本に『西海岸の盟主』を浸透させた経緯を描写した。

 フロントトップの同編成本部長は2023年3月、宮崎で公開されたWBC侍ジャパンの練習を視察するために来日。約2万人のファンが単なる練習を見るため球場に足を運んでいることに驚いたという。それと同時に、多くのファンがヤンキースやレッドソックス、カブス、レンジャーズ、そしてドジャースなど大リーグのチームの帽子をかぶっていることに着目し、「そこで、信じられないようなチャンスの芽があることに思い至ったんだ」

 

 

 

 

 

トップ級の日本選手を集めれば、日本市場を独占できるではないか。もしも日本で最も人気があるメジャー球団になれたら?」。そこで、長年調査していた大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の獲得にさらなる本腰を入れることを決断。3人を総取りする『ドリーム・シナリオ』を実現すれば、『日本を青く塗りつぶす』ことも付随してくると思ったという。

 同紙は「2年後、その壮大な計画は実現した。大谷、山本、佐々木は全員がドジャースの一員だ。先の2人が昨年のワールドシリーズ優勝で戦力となった直後、最後の1人も加わった。さまざまなチームに分散していた日本のファンはドジャースの下に合体し、現在はまるでドジャースが彼らのホームチームであるかのようにカブスとの開幕シリーズのため東京に集結している」

 同編成本部長は「2022年は日本でドジャースの帽子を見ることはほとんどなかった。在庫がなくてね。そして実は、いまも在庫がないんだ。売り切れでね」「われわれとしては(前出の3人のうち)2人を獲得できれば大勝利だったんだがね」と高笑いした。

 記事の締めは、日本遠征前、デーブ・ロバーツ監督が語った「『日本を青く塗りつぶせ』というわれわれのミッションはコンプリートされた」との言葉だった。

 野茂英雄さんが1995年にパイオニアとして渡米した1995年に監督だったトミー・ラソーダさんは「I bleed the Dodger blue(私にはドジャーブルーの血が流れている)」との名言を残した。それから30年後、日本列島も青に染められた人々であふれている

 

 

ドジャース編成本部長、『日本を青く塗りつぶせ』プロジェクト完遂に高笑い「日本のファンはドジャースの下に」LAタイムズ紙に語る