三笘薫のブライトン、後半アディショナルタイムのPK弾で44年振りのリーグ戦4連勝!

報知新聞

 

三笘薫のブライトン、後半アディショナルタイムのPK弾で44年振りのリーグ戦4連勝!

 

 

ボールを奪い合う三笘薫(右、ロイター)© スポーツ報知/報知新聞社

 

 

 

 

◆プレミアリーグ第28節 ブライトン2―1フラム(8日、英国・ブライトン・ファルマー・スタジアム)

 

 

 プレリアリーグの第28節が6試合行われ、日本代表MF三笘薫(27)が所属するブライトンはホームでフラムと対戦。終了間際の得点で2―1とフラムに勝利した。

 

 

 来季の欧州CL参戦を狙う8位(ブライトン)と9位(フラム)の直接対決となった。三笘は先発出場した。ニューカッスルとのFA杯で足をつらせて交代し、先発が懸念されたが勝てば来季の欧州CL出場権も視野に入る試合で、ヒュルツェラー監督は開始から起用した。

 

 

 期待に応えるように開始直後の前半3分、三笘は左サイドを軽々と突破しクロスを放ち、早々と存在感を示した。後半16分には右サイドからミンテが放ったクロスに右足を合わせた。しかしアシストしたミンテがわずかにオフサイドで、決勝弾と自身のシーズン最多ゴール『7』の更新はお預けとなった

 

 

後半28分には守りで魅せた。フラムのイウォビを猛然と追いかけた。両チームが決勝点を狙い、「オープンになったところでああいうプレスバックが必要。とにかく戻ることが大切」。スライディングタックルを仕掛けて、ボールを奪還。この試合でアシストした元アーセナルのナイジェリア代表FWを食い止めた。

 試合はフラムFWヒメネスが前半35分に先制。ブライトンも同41分にFKにファン・ヘッケが頭で合わせて同点と、1点を奪う合う展開となった。

 決勝点が生まれたのが後半アディショナルタイム8分。ブラジル代表FWペドロが自ら奪ったPKをしっかりと決めて、大きな勝利を奪った。後半41分にベンチに退いた三笘も終了のホイッスルが鳴ると、ピッチに飛び出し、満面の笑顔でチームメイトを勝利を祝った。「前節の勝利も大きかったですけど、この『1』(ドロー)と『3』(勝利)の勝ち点の違いは必ず後で出てくる」と言葉を強めた。次節のマンチェスターC戦には「直接対決で順位がひっくり返るし、よりモチベーションが上がってくる時期だと思います」とさらなる上位進出を狙った。

 ブライトンはこの勝利で1981年以来のイングランド一部リーグ4連勝を記録。前回はシーズン最後の4試合で4連勝を飾り降格を免れたが、今回は6位に浮上し、来季の欧州CL出場権を争う位置に上がった