“鉄鋼・アルミに25%”新たなトランプ関税に各国反発

日テレNEWS NNN
アメリカのトランプ大統領が新たな関税を打ち出しました。今回は鉄鋼とアルミに対してで、全世界が対象としています。
◇ 10日にトランプ氏が署名したのは、紙ストローの廃止を目指す大統領令。
トランプ大統領 「我々はプラスチックストローに戻る。紙ストローは不便だ。何度も使ったことがあるが、折れたり破れたりする。(プラスチックストローは)海の食料を食いあさるサメに大きな影響をあたえるとは思えない」 次々と大統領令に署名しました。 側近 「鉄鋼に25%の関税を課す命令書です」 トランプ大統領 「この重要性が分かるか? 大きい仕事だ。再びアメリカが豊かになる序章だ」 そして、意気揚々と署名したのは、アメリカに輸入される鉄鋼とアルミニウムに25%の関税を課す大統領令です。
トランプ大統領 「我が国には外国産ではなくアメリカ産の鉄鋼とアルミニウムが必要だ。
アメリカで製造すればいいだけのことで、他国から輸入する必要はない」
トランプ大統領は例外なく全ての国が対象になると強調しました。
新たな関税の発効は3月12日です。
これには世界各地から反発の声が上がっています。
ドイツ・ハーベック副首相
「ヨーロッパは団結して断固とした対応を取る」
フランス・バロ外相
「報復する」
一方で、
オーストラリアの首相は
トランプ氏に関税の免除を検討してもらっていると明かしました。
トランプ氏はさらに
「半導体・自動車・医薬品も対象として検討する」と
対象を広げる可能性にも言及しました。
予断を許さない状況が続いています
“鉄鋼・アルミに25%”新たなトランプ関税に各国反発(日テレNEWS NNN)
================================
EU、対抗措置発動へ 米鉄鋼関税を批判

【ブリュッセル共同】
欧州連合(EU)の
フォンデアライエン欧州委員長は11日、
トランプ米政権による鉄鋼、アルミニウムへの関税措置について
「EUへの不当な関税が放置されることはない。
断固とした、相応の対抗措置が発動される」と
表明した。
米国の決定を「深く遺憾に思う」と批判し、
EUの経済的利益を守るために行動する方針を強調した。
フォンデアライエン氏は「関税はビジネスにとっても消費者にとっても悪いものだ」と指摘した
====================================
米国の関税は容認できず、断固とした対応も=トルドー加首相

[パリ 11日 ロイター] -
米国の鉄鋼・アルミニウム関税の悪影響を強調するよう努め、
断固とした対応を取ることも辞さないと表明した。
人工知能(AI)サミットに出席するために訪れているパリで、
「カナダ国民は必要であれば力強く毅然として立ち上がるだろう」と強調した。
トランプ米大統領は10日、
鉄鋼とアルミニウムに対する関税を25%へ大幅に引き上げ、
主要供給国である
カナダ、
メキシコ、
ブラジルなどへの
適用除外措置と
無関税枠を撤回した。
トルドー氏はこれらの関税について、「受け入れられない」と述べた
米国の関税は容認できず、断固とした対応も=トルドー加首相(ロイター