新潟県小千谷市に新図書館がオープン、中心市街地の病院跡地を「にぎわい拠点」へ
山﨑 颯汰
日経クロステック/日経アーキテクチュア
2024年9月28日に、新潟県小千谷市で「ひと・まち・文化共創拠点ホントカ。」がオープンした。主に図書館としての利用を想定する(写真:小千谷市)
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新潟県小千谷市に「ひと・まち・文化共創拠点ホントカ。」(以下、ホントカ。)がオープンした。中心市街地の拠点になっていた旧小千谷総合病院の跡地に立つ。主に図書館としての役割を担いつつ、地域のにぎわい創出を目指した複合施設として活用していく方針だ。開業日は2024年9月28日。
ホントカ。は地上2階建てで、延べ面積は約4600m2。構造は鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造だ。22年9月21日に着工し、総工事費にはおよそ36億円を投じた。
ホントカ。の内観。図書館には、およそ15万冊の書籍を所蔵している(写真:小千谷市)
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ホントカ。の設計は、平田晃久建築設計事務所(東京・港)、施工は奥村組・ヨシケン・中澤建工共同企業体(JV)がそれぞれ担当した。
平田晃久建築設計事務所はこれまで公共建築を複数手掛けてきた。16年に竣工した「太田市美術館・図書館」は、22年の日本建築学会賞作品賞を受賞。さらに、28年度に竣工を予定する「練馬区立美術館・貫井図書館」の改築においても同事務所が基本設計を担当しており、24年3月に基本設計が完了した。
ホントカ。のエントランスホール。待ち合わせや休憩ができる空間としている(写真:小千谷市)
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ホントカ。のメインカウンター。小千谷市の市民に加えて、市内の大学や職場に通う人も利用できる(写真:小千谷市
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