元旭天鵬さんは、

 
性格がよさそうですね!
 
それが笑顔に表れております!

 

 

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元旭天鵬の大島親方が部屋開き 

 

充実トレーニング室、

 

大部屋も廊下も広い

 

“力士ファースト”部屋

 

 

日刊スポーツ

部屋開きに臨み、看板前で記念撮影に納まった大島親方(左)と恵子夫人

 

 

 大相撲の元関脇旭天鵬の大島親方(50)が師匠を務める大島部屋が5日、東京・葛飾区青戸の部屋で、部屋開きを行った。所属する伊勢ケ浜一門を代表して、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)ら関係者が出席。神事が執り行われた後、この日、初めて使った土俵で、所属する部屋の力士9人や、一門の浅香山部屋の力士らが申し合い、ぶつかり稽古などで汗を流した。

 

  【写真】充実したトレーニング室を紹介する大島親方  

 

 

9月の秋場所までは、大島親方も現役時代の最後に所属していた、旧友綱部屋で師弟が寝食を共にしていた。ただ、元友綱親方(元関脇魁輝)の持ち家を借りている状態で、独立は大島親方の悲願だった。初稽古を終えた大島親方は「うれしいね。昨日の夜までは不安だった。自分の部屋を持つっていうのは、また違うね」と、終始笑顔で話した。  部屋は木造の地上3階建てで、130坪もの広大な敷地を有している。大柄な力士が無理なくすれ違うことができるように、廊下は幅1メートルほどを確保。若い衆が過ごす大部屋は広々で、器具が充実しているトレーニング室があるなど“力士ファースト”の部屋は、9月29日に引っ越したばかりで、まだ新しい家特有の木の香りが残る。  大島親方夫妻と3人の子どもも、同じ建物で過ごす。最もこだわった点として、大島親方は「若い衆の大部屋との距離を近くした」と、家族で過ごすリビングから、廊下で少しだけ歩いたところに、大部屋がある設計。「声を懸ければ、すぐに聞こえる位置にね。前の部屋は(親方一家が過ごす部屋と力士が過ごす部屋が)階も別で、電話していたけど、それは違うなって思って。まだ未成年もいるし、部屋は家族だから」と、まさに親代わりとなって、責任を持って面倒を見る決意をいっそう強くした。  新たな部屋を構えて最初の本場所は九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)とあって、あと20日余りで、全員が新たな部屋を一時離れ、九州入りする。大島親方は「せっかくだから、もう少し、ここでゆっくりしたかったけどね」と、真新しいわが家を離れることを想像すると、早くもさみしそうにしていた。  部屋には現在、関取がおらず、幕内経験者で三賞受賞の経験もある旭大星、ざんばら髪で成長著しい旭海雄という、2人の幕下が関取に近い位置にいる。関取用の個室も3室構えているだけに、大島親方は「早く関取を育てたいね。力士も増やしていきたい。スカウトする時にも、これまでは借りていた部屋だったけど、正式に自分の部屋を持てたし、胸を張って新しい部屋をアピールしていきたい」と、意気揚々と話した。  大島親方は、元小結旭鷲山らとともに大挙6人で当時の大島部屋に入門し、モンゴル出身として初めて大相撲の世界に入った。その後、朝青龍や白鵬、日馬富士、鶴竜ら横綱を多く生む、モンゴル出身力士のパイオニア。入門当時から使っていた「大島部屋」の看板は、入門時の師匠だった元大関旭国の元大島親方から譲り受け、力士が出入りする裏口に掲げた。「もう40、50年前からある看板。今でも、あの看板を見ると身が引き締まる。力士が見て、何かを感じてほしいと思って」。大島親方が日本国籍を取得した際、名字を師匠と同じに「太田」にした。建物こそ真新しいが、古き良き師弟の絆、日本の伝統を大切にする、相撲部屋らしい相撲部屋が誕生した。

高田文太

 

元旭天鵬の大島親方が部屋開き 充実トレーニング室、大部屋も廊下も広い“力士ファースト”部屋(日刊スポーツ)