大谷翔平 吠えた9回33号3ランより7回満塁機での凡退悔やむ「その前に打てれば勝てるチャンスあった」

 

 

スポニチアネックス

9回、3ランを放ち吠えるドジャース・大谷(撮影・西尾 大助)

 

 

 

 ◇インターリーグ 

ドジャース5ー6アスレチックス(

2024年8月2日 オークランド) 

 

 

【写真】9回、3ランを放って吠えるドジャース・大谷  

 

 

ドジャースの大谷翔平投手(30)が2日(日本時間3日)、

敵地でのアスレチックス戦に「1番・DH」で先発出場。

 

第4打席まで凡退に倒れ、

 

移籍後最長を更新する19打席連続無安打となった。

 

 

しかし、第5打席は

4戦ぶりの33号を放ち、

20打席ぶりの安打で復調気配を示した。

 

 

しかし、チームは大谷の3ランが出ても及ばず、

ア・リーグ西地区最下位のアスレチックスに5―6で惜敗して3連敗となった。

 

ナ・リーグ西地区は

パドレスが敗れたものの、

ダイヤモンドバックスが勝ち、

同率で2位。

 

首位ドジャースを含め4ゲーム差以内に3チームの混戦模様となってきた。  

 

試合後、大谷が取材に応じ

「ここ数試合、正直自分の中でも状態よくなかった。願わくはその前の打席で打てればチームとしても勝てるチャンスがあった。何でもいいのでつなごうと思っていた。結果的にいい結果でしたけど、その前の4打席でなんとかできたのかなと思う」と振り返った。  

 

9回2死一、二塁の第5打席で待望の一発が生まれた。

 

右腕ファーガソンの速球を捉えると、

右翼席へ豪快な一発。

打球速度116.3マイル(約187.1キロ)、25度の角度で打ち上がった打球は手応え十分の一発で、飛距離は405フィート(約123.4メートル)。

 

大谷は打った瞬間に吠えるほどの当たりだった。  

 

大谷の第1打席は初対戦の22歳右腕エステスとの対戦。初球の外角速球を積極的に狙ったが、ややタイミングが外れて中飛に倒れた。

 

しかし、打線は2死後にラックスが左前打で出塁すると、4番のT・ヘルナンデスが左翼へ先制2ランを放った。

 

大谷が最後に安打を放ったのは、

7月27日のアストロズ戦の第4打席(左前適時打)。

 

この間、4四球を含むが、復調のきっかけをつかむ一打が待たれていた。

  

3回1死走者なしで迎えた第2打席。

ここも1ストライクからの2球目の内寄り速球を狙ったが、打球はやや上がりすぎて2打席連続で中飛に倒れた。  

 

第3打席は

2-6の6回1死走者なしの場面で迎えた。エステスと3度目の対戦となったが、カウント1―2から5球目のボール気味の内角速球をスイング。

詰まらされた打球は三塁手の後方への飛球となったが、三塁アブラハムが背走しながら好捕し、安打にはならなかった。  

 

 

4点を追う7回は下位打線が好機を演出し、

2死満塁で第4打席を迎えた。右腕アダムスとの対戦で、

カウント1―2と追い込まれると、

甘く入ったスライダーを引っかけて一ゴロに打ち取られた。

これで連続打席無安打は19に伸びた。

 

 

満塁機でも今季7打数1安打、

打率.143となった。  

 

7月29日に本塁打王を争うブレーブス・オズナが31号を放ち、

大谷に1本差に迫った。

オズナは打点ではリーグトップを維持しており、打率、本塁打でトップに立つ大谷の3冠王の強力なライバルとなっているが、

再び突き放した。

 

大谷は9回の一発で打率.308とし、

パドレス・アラエスを1厘差で上回って首位打者をキープした

 

大谷翔平 吠えた9回33号3ランより7回満塁機での凡退悔やむ「その前に打てれば勝てるチャンスあった」(スポニチアネックス)