こういう努力をしよう、

 

挑戦しよう、

 

50歳目前でしかも子供二人いるのに、

 

リスクを取ろう

 

 

こういう俳優がたくさんいてほしいものです

 

つい最近も、、

 

YouTuber の、

 

男性モデルさん(パリ、ロンドン、ミラノ、NYなどで挑戦しております)

 

を見ましたが、

 

頑張っている姿を見ると、うれしくなります、

 

 

「ニッポン男児、頑張れ!」

 

 

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伊藤英明、事務所独立「自分のキャリアに自信がない」50歳目前の葛藤と覚悟

Yahoo!ニュース オリジナル Voice

 

俳優の伊藤英明さん(48)は、芸能事務所・グランパパプロダクションを退所し、7月1日をもって独立する。「今までのキャリアに自信がない」「50歳になろうかという男が、ずっと守られてきたという感覚を持っているのが情けない」と、繊細な本音を語った伊藤さん。俳優としての自分を育ててくれた恩人との死別に苦しみ、葛藤を抱えていた過去があるという。独立後は海外へ挑戦すべく、基礎から英語を学びなおしている伊藤さんに、年齢を理由にやりたいことを諦めない“覚悟”を聞いた。(ジャーナリスト・中村竜太郎/Yahoo!ニュース Voice)

50歳を目前に独立を決意「ずっと守られてきたことが情けない」

独立への思いを語る伊藤英明さん

――なぜ独立しようと思ったのですか。 伊藤英明: 今48歳ですけど、あと2年で区切りの50歳を迎えます。老眼はひどくなってきて、そのうちセリフも覚えにくくなるんじゃないかとか。ちょうどコロナ禍もあったので、このままでいいのか、自分に何ができるんだろうと自問自答する日々があり、俳優として今後どう生きていけばいいのだろうと、ずっと迷っていました。 ――25年間在籍した芸能事務所・A-Teamの小笠原さんが、6年前に亡くなった影響というのも大きいのでしょうか。 伊藤英明: 僕は1997年から2022年まで、小笠原明男さんが創業したA-Teamに在籍し、その後2年間、土井弘子さんが代表を務めるグランパパプロダクションにお世話になりました。25年間かけて、「俳優・伊藤英明」を作ってくれたのが明男さんです。 6年前に彼が亡くなって、一気に自信がなくなりました。僕は自分のキャリアに否定的で、それは明男さんが作ってきてくれたもの。作品に対して僕はがむしゃらですけど、自分は何もできないという気持ちがどこかにあって……。運と事務所のおかげでここまで来たと感じている部分があります。自分の才能って何だろう。自分はそこまでではないと思っているのに、素晴らしい役をいただく機会がある。本当にありがたいんですけど、どこか居心地が悪い。前から人知れずそうした葛藤を抱えていました。そんな僕を支えてくれた恩人を失い、喪失感は大きかったですね。 今までずっと、明男さんと土井さん、二人に守られてやってきたという感覚があったんです。もうすぐ50歳になろうかという男が、守られたという感覚を持ってしまっている。そんな自分への情けなさというのもあって、ここからは自分の責任でやっていきたいなと。僕は「何もしないで後悔するなら、チャレンジしたほうがいい」とよく口にするのですが、個人独立は大変だとわかってはいるものの、独り立ちしてみようと決断しました。 グランパパプロダクションの土井さんに相談したところ快く送り出してくれて、本当に感謝しています。彼女は2つの舞台(演劇)の大役を取ってきてくれ、ストリートプレイに苦手意識があった僕をまたひとつ上に引き上げてくれた恩人で、さらに今回、僕のわがままを懐深く聞き入れてくれました。今まで僕がやってこられたのも周囲の皆さんのおかげと、ありがたさを痛感しています

 

 

 

独立後は海外に挑戦 5文型から英語を学びなおし中

――伊藤さんは2014年に結婚し、翌年に長男、19年に長女を授かりました。2015年から4年間、家族を連れてアメリカに移住されたそうですね。 伊藤英明: 長男が生まれてすぐ、オレゴンのポートランドに1年間、カリフォルニアのサンディエゴに3年間住みました。そのときは海外に挑戦しようとか、英語を身に付けようとかではなくて、純粋に家族と向き合うための時間が欲しかった。 僕は幼少期から中学生まで慢性腎炎を患い、そのせいで家族がつらい思いをしたという過去があるんです。岐阜の家族はすごく仲が良かったんですけど、僕の入院費のために両親は共働きで必死だったし、年子の妹も犠牲になっていた。一方で、病床で絶対安静を強いられていた僕は「なぜ自分だけが」としんどかったし、普通の生活を送れなかったぶん「将来もし結婚したら、家族をやり直してみたい」とも思っていた。だから僕のベースにあるのはずっと家族で、とにかく妻や子どもたちを幸せにしたい。贅沢な時間だったと思いますけど、移住先では家族と一緒に過ごして、子育てを楽しんでいました。 ――渡米中の経験は、独立後の仕事に役立ちそうですか。 伊藤英明: 渡米中何より嬉しかったのは、俳優としてグリーンカードを取得できたこと。当初は海外で仕事するなど頭になかったのですが、こうした経緯から縁を感じましたし、海外作品へ参加したいという思いが強くなりました。実はこれも、独立の理由のひとつです。最近韓国の俳優が「スター・ウォーズ」のジェダイ・マスター役に選ばれたのを知って、僕が「スター・ウォーズ」ファンだというのもあるんですけど、なんで自分じゃなかったんだと本当に悔しくて……。受かるかどうかは別としてもそのチャンスはあったわけですし、今後は海外へ向けた挑戦をやっていかなくてはいけないと確信しました。 ――海外へ挑戦するにあたって、現在準備を進めていることはありますか。 伊藤英明: やはり英語は絶対必要で、入場券みたいなもの。なのでここ半年、毎日英語の勉強をしています。以前はこの年で英語を学んでも今さら遅いんじゃないかと、内心でいじけていた部分もあったんです。セリフの発音だけを重点的にやればいいやって、逃げていた。でも年齢のせいにするのはやめようと、今は基本の5文型から学んでいる状況です

 

 

 

 

いい年の取り方とは?「老いは自分に自信をつける行為」

――伊藤さんの「自信がない」という告白は意外でしたが、ミッドライフ・クライシス(中年の危機)という言葉があるように、50歳を目前にした同世代の人々も、生き方やキャリアについて悩んでいるかもしれませんね。 伊藤英明: 僕は人様に助言できるような人間ではありませんが、一番足りなかったのは覚悟だなと反省しているんです。自分はたいした努力もしてないし、やらないにもかかわらず、できないことを人のせいにしちゃう。本当に都合がいいんですけど、成功したら自分のおかげ、他人の力じゃないと勘違いしている時期がありました。 だけど恩人・明男さんを失って、家族を持って立たされたとき、自分の嫌な部分を見ないようにしていたことに気づきました。自分を見つめ直し、自信はないけれど、やるしかないと思ったんです。今からでも遅くないと、自分を鼓舞しています。子ども時代の闘病経験を思い出して、初心にかえったりもしています。 僕が俳優に憧れたのは、通算3年間の入院生活がきっかけなんです。テレビを見ることと妄想をすることが、つらい闘病生活から現実逃避する手段でした。病室のベッドをコックピットに見立ててパイロットになったり、船長になったり。テレビでやっていた映画「敦煌」の西田敏行さんが、甲冑を着て大群に突っ込んでいくシーンがかっこいいと感激して、いつか自分もやってみたいと夢見ていた。それが今につながっている気がします。 ――「俳優・伊藤英明」の根幹には、そのような体験があったのですね。 伊藤英明: いつか僕の演技で、昔自分が入院していたときのような子どもたちを感動させることができたら最高ですね。僕は自分のわがままでまわりをいっぱい傷つけてきたけれど、これからはそこから逃げるんじゃなくて、こんなバカな俺でも人に感動を与えられるんだよ、というのを見せたいです。失敗や愚かさもいつか自分の糧になる。そういう意味では、僕にとって俳優はすばらしい仕事。つらかったことうれしかったことを、自分の役が来たときに、それに厚みを持たせて表現できたらいいなと思います。 ――50歳以降は、どのような年の取り方をしていきたいですか。 伊藤英明: 最近息子と、「帰ってきたあぶない刑事」という映画を見たんです。息子もすごく喜んでいたし、僕も舘ひろしさんや柴田恭兵さんを見て、こんなふうに俳優として年齢を重ねていけたらいいなと。いい年の取り方を考えさせられましたし、すごく前向きになれたんです。老いていくっていうのは、自分に自信をつける行為なんじゃないのかなと思いました。失敗や成功が、すべて自信になっていく。それはもしかしたら、僕の仕事にもいい影響を与えてくれるんじゃないかと期待しています。 ==== 伊藤英明 1975年8月3日、長崎県佐世保市生まれ、岐阜県育ち。1993年、第6回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリを受賞する。1997年、日本テレビドラマ「デッサン」で俳優として始動し、「海猿」シリーズでは劇場版・ドラマ版ともに主演を務めた。1997年~2022年、小笠原明男が創業したA-Teamに所属したのち、2022年にグランパパプロダクションに移籍。2024年7月より独立し、個人事務所ID4マネージメントを設立。伊藤英明公式HP:https://hideakiito.com ==== Yahoo!ニュースVoiceでは、“40~50代で感じる悩みやモヤモヤ”について、あなたの体験を募集しています。本記事にコメントを投稿してみませんか? ※後日、Yahoo!ニュース内コンテンツにて、いただいたコメントを取り上げさせていただく場合がございますのでご了承ください

 

 

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