大谷翔平は「好調を維持している」リーグ単独トップ21号の先頭弾 ド軍指揮官も納得顔、信頼の言葉

スポニチアネックス

<ロッキーズ・ドジャース>初回、先頭打者本塁打となる先制ソロを放ち、スミス(右)とタッチを交わす大谷(撮影・光山 貴大)

 

 

 

 ◇ナ・リーグ ドジャース5-3ロッキーズ(2024年6月20日 コロラド) 

 

 

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が20日(日本時間21日)、

 

敵地でのロッキーズ戦に「1番・DH」で

先発出場。第1打席に2試合ぶりの一発となる今季21号を放ち、

 

ブレーブスのマルセル・オズナ外野手(33)を抜いて

リーグトップに立つなどチームをけん引して、白星に導いた。 

 

 

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不動の1番・ベッツの骨折離脱で心配されたが、大谷が1番に座ってからこれで3勝1敗。チームは再び貯金17として、ナ・リーグ西地区の独走状態は変わらない。  

 

試合後、デーブ・ロバーツ監督は大谷について「翔平は好調を維持している」と簡潔に答えた。  試合前にも同監督は大谷を称賛。

 

ベッツの骨折離脱により、1番に座る大谷について聞かれると「他に誰もいなかった。だから彼は完璧なんだ。以前にもやっている。

 

彼はバットが振れている。彼はその前からバットが振れている。

 

それは自分のアプローチにおいてだ。彼はやるべきことをやっているだけだ。彼は素晴らしい」と信頼の言葉を語っていた。  

 

初回、スリークオーターよりサイドスローに近い左投手・ブラックの4球目、89.1マイル(約143.4キロ)のシンカーをたたくと、打球は中堅に伸びるきれいな放物線となり、スタンドへ。ドジャース移籍後では初、自身7本目の先頭打者弾となり、今季最長の5試合連続打点となった。  

 

すると、4回には2番に入ったスミスが11号ソロを放ち、続く3番・フリーマンも11号ソロ。4回までに5点を奪う猛攻を見せた。

 

不動の1番・ベッツが骨折離脱となったが、新1、2、3番で試合を引っ張った。  大谷はその後は四球、空振り三振、中飛で、8回の2死二塁では申告敬遠。1安打でマルチ安打は4試合でストップしたものの、価値ある先頭弾だった。 

 

 心強い好調だ。

大谷は6月11、12日のレンジャーズ戦で2戦連発をマークして以降はこれで10試合で6発目となった。

また、メジャー通算775安打とし、並んでいた青木宣親(現ヤクルト)を抜いて日本選手単独3位に浮上した。

 

1位はイチローの3089安打で、

2位は松井秀喜の1253安打。  

19日のロッキーズ戦では、0―3の2回2死満塁から左中間へ走者一掃の適時二塁打。

 

今季4打数無安打だった満塁機での初安打となり

、4試合連続打点は今季最長タイだった。

 

6―4の6回2死走者なしで迎えた第4打席でも安打を放ち、今季2度目の4試合連続マルチ安打をマークした。  

 

好調の一因が立ち位置の固定だ。

最近の試合で三塁線と本塁を結んだライン上にバットを置き、打席の左足の位置を確認する新ルーティンを始めた。

「同じように構えて、同じ位置に立つっていうのが、一番大事なことではある。球場によって(バッターボックスの)ラインの太さが違ったりするので、そこで多少ずれたりすることがないようにしたいなと思っています。

 

同じ位置で同じように構えるのが、同じようにボールを見るには一番大事なことなので。動く前の段階が一番大事かなと思っています」と説明した。 

 

 18日のロッキーズ戦の6回には今季メジャー最長の476フィート(約145.1メートル)、リーグトップに並ぶ中越え20号ソロを放った。

 

この一発で日本選手初の4年連続20号となった。

ムーキー・ベッツ、山本由伸と投打の柱が故障離脱する中、

「不幸中の幸いでムーキーも由伸もシーズン中に戻ってくると思うので、まずはそこをみんなでカバーできればいいんじゃないかと思います」とチームをけん引している。

 

大谷翔平は「好調を維持している」リーグ単独トップ21号の先頭弾 ド軍指揮官も納得顔、信頼の言葉(スポニチアネックス