世界でLGBTQ狙ったテロの恐れ 「プライド月間」前に米政府警告
米連邦捜査局(FBI)本部に掲示されている紋章=2024年2月14日、秋山信一撮影
米国務省は17日、
性の多様性への理解を深める6月の「プライド月間」を前に、
性的少数者(LGBTQなど)を標的にしたテロの可能性が
高まっているとの
渡航注意情報を全世界を対象に出した。
連邦捜査局(FBI)と国土安全保障省も今月10日、
プライド月間中に過激派組織「イスラム国(IS)」などによる
テロが起きる可能性があると警告しており、
米当局は警戒を強めている。
国務省は、
性的少数者や関連イベントを標的として
「外国のテロ組織に感化された暴力が起きる可能性が増している」と警告。
プライド月間のイベントなど、
人が集まる場所では注意するよう呼びかけた。
一方、FBIは、
ISが2023年2月に性的少数者を敵視する英語のメッセージを発したことなどを挙げ、米国や西側諸国で脅威が増していると注意喚起した。
【ワシントン秋山信一