日本各地でオーロラ 

 

驚き

 

 

喜び

毎日新聞

 

 

 

 

最大クラスの太陽フレアが8日から11日にかけて連続して発生した影響で、

 

11日夜、

 

北海道や

 

東北、

 

本州の日本海側を中心に、

 

広い範囲でオーロラとみられる現象が観測された

 

北海道名寄市のなよろ市立天文台では、

十分に暗くなった午後8時過ぎから、

北の空がピンク色に変わる様子が確認できたという。

 

同天文台の渡辺文健主任は

「これほど明るくオーロラが見えたのは初めて。

肉眼だとようやく分かるレベルだったが、

写真だとはっきりと磁力線による縦じまも見えた」と驚いていた。  

 

 

今年1月に地震に見舞われた石川県の能登半島でも

オーロラが確認された。

 

天文施設「満天星」(同県能登町)の学芸員、

宇佐美拓也さん(37)は、

同県珠洲市でデジタル一眼レフカメラで撮影した。

肉眼では普通の夜空にしか見えなかったが、

同館がオーロラを観測したのは2003年以来といい、宇佐美さんは取材に「ようやく低緯度オーロラを撮影できた」と語った。 

 

 

 

 

 

岩手県一関市では、X(ツイッター)アカウント

「だいこもん(@pochomskii)」さんが

ピンク色に染まる北の夜空を撮影した。

だいこもんさんは取材に対し

「宮城県から車で2時間かけて、家族と見に来ました。

肉眼でも空が色づいているの分かり、きれいですね」と喜んでいた。

 

 

【小林遥、原田啓之、池田知広

 

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最大級の太陽フレアが7回連発 各地でオーロラ、北海道でも観測

毎日新聞

オーロラの影響でピンクに染まる空と、その光を映すオホーツク海。右は知床半島(20秒間露光)=北海道斜里町で2024年5月11日午後11時34分、貝塚太一撮影

 

 

 

 太陽表面で起きる爆発現象「太陽フレア」が8日から繰り返し大規模に発生していることから、国立研究開発法人「情報通信研究機構」は11日、全地球測位システム(GPS)の位置情報や無線通信などに障害が発生する恐れがあるとして注意を呼び掛けた。この影響で非常に大きな磁場の乱れ「磁気嵐」が発生。北海道や東北、本州の日本海側など、各地でオーロラとみられる現象が観測された。 

 

 

 

【写真まとめ】北海道で見えたオーロラ 空一面ピンク色に  

 

 

 

同機構によると、

 

最大級の「Xクラス」の太陽フレアが8日から11日までに計7回発生。

 

 

11日午前10時23分に発生した太陽フレアは、

その中でも最大規模だった。

 

3日間(72時間)で7回のXクラスが発生したのは、観測史上初めてという。  

 

 

太陽フレアが発生すると、

エックス線などの強い電磁波や

 

高いエネルギーを持つ粒子、

 

電気を帯びたガス(プラズマ)が

 

大量に放出される。

 

このガスが磁場を帯びているため、

地磁気が大きく乱れることがある。  

 

 

茨城県石岡市の気象庁地磁気観測所では

11日午前2時ごろから地磁気の乱れを観測し始め、

乱れの大きさを表す変動幅は

 

532ナノテスに達した。

 

 

500ナノテスラ以上の変動は1991年3月以来、

約33年ぶり。

 

この磁気嵐は数日続くとみられ、

同観測所は通信障害が発生する可能性があるとしている。  

 

 

国立極地研究所の片岡龍峰准教授(宇宙空間物理学)は

「地磁気の乱れは数十年に1度のレベル。

 

太陽フレアの規模は数年に1度のレベルだが、

 

連発したため、

 

ふき出したプラズマが地球に来るまでに合体し、

 

それだけ威力が増したと言える」と説明する。  

 

 

 

またプラズマが地球の大気の原子と衝突して光を出すことから、

 

日本や

欧州、

米国など

世界各地の中緯度帯でオーロラが観測された。

 

 

北海道名寄市のなよろ市立天文台では

11日午後8時過ぎ、

北の空がピンク色に染まる様子が確認された。  

 

 

情報通信研究機構によると、

短波通信に障害が起きる「デリンジャー現象」が

 

北海道、

東京都、

鹿児島県、

沖縄県にあ

る観測所で確認されている。

 

 

この現象は、

強いエックス線や

紫外線によって

 

地球の上空数十キロに分布する電離圏が乱れ、

電離圏で反射される性質のある周波数の電波が影響を受けて起きる。

 

【藤沢美由紀、池田知広

最大級の太陽フレアが7回連発 各地でオーロラ、北海道でも観測(毎日新聞)

 

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強力な「太陽フレア」発生 世界各地でオーロラ観測

AFP=時事

英南東部ケント州マーゲートで観測されたオーロラ(2024年5月10日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

 

【AFP=時事】20年余りで最も強力な「太陽フレア」が10日発生し、世界各地でオーロラが観測された。ソーシャルメディアには英国をはじめ英国や北欧、オーストラリア・ニュージーランド付近のオーロラの写真が多数投稿された。

 

一方で、週末まで人工衛星や送電網に障害を引き起こす可能性も懸念されている。

 

 

  【写真3枚】英ロンドンでもオーロラ観測  

 

 

米海洋大気局(NOAA)の宇宙天気予報センターによると、太陽フレアに伴い、太陽から大量のプラズマと共に大量の磁場が放出される現象、「コロナ質量放出(CME)」の発生が確認され始めたのは、10日グリニッジ標準時(GMT)10日午後4時(日本時間11日午前1時)すぎ。  

 

 

前回、大規模な太陽フレアが発生したのは2003年10月で、

「ハロウィーンの嵐」と呼ばれたこの時の現象では、スウェーデンで停電が発生し、南アフリカでは電力インフラが損壊した。

今後数日間、さらに多くのCMEが地球に到達する見通しとなっている。

 

【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

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