大橋会長「殺気が出ていた」井上尚弥がネリと20秒間にらみ合い 火花散らす
前日計量後のフェースオフで関係者に終了を知らされる4団体統一王者の井上尚(左)とWBC1位のネリ(撮影・江口和貴)
プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級タイトルマッチは6日、東京ドームで開催される。5日には都内のホテルで前日計量が行われ、4団体統一同級王者井上尚弥(31=大橋)、
挑戦者のWBC世界同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)が出席。
井上はリミット(55・3キロ)とよりも100グラム少ない55・2キロ、
ネリは500グラム少ない54・8キロでそれぞれクリア。
計量後には両者の鼻がつきそうなぐらい近距離のフェースオフ(にらみ合い)が始まり、
井上は20秒間、ネリとバチバチの火花を散らした。
両者のフェースオフを見守った大橋ジムの大橋秀行会長(59)は「怖かったですね。気合が入っているのだろうと思います。殺気が出ていたし、最高の状態です」と井上のメンタル面の充実度を強調した。また井上、ネリだけでなく、他3大世界戦出場選手も全員が計量クリアし、プロモーターの立場で大橋会長は「正直、ほっとしています。一応、責任を果たしました」と安堵(あんど)の笑み。既にチケットは残り900枚程度となっており、4万人超の観衆が集結する見込みとなっている。