エジプト出身の大砂嵐ら、試合前に舌戦も

角界“追放”の元力士が出場、米国流SUMOに現地メディアも驚き

 

2024年4月13日、米ニューヨークで開催された「ワールド・チャンピオンシップ・スモー(WCS)」で、トロフィーを掲げる大砂嵐とソスラン・ガグロエフら Photo: Roy

CBS(米国)ほか

 

Text by COURRiER Japon

米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで相撲の世界大会とされるスポーツイベントが開かれ、

 

米紙「ニューヨーク・タイムズ」によると、

 

 

観客はプロレスさながらのリングネームや相手選手への挑発も含む“米国流”の相撲を興味津々で楽しんだという。

同大会には、大相撲の元幕内で引退勧告の処分を受けたエジプト出身の大砂嵐や、大麻所持事件で日本相撲協会を解雇された元若ノ鵬とみられる選手も出場。それぞれ現地メディアの取材に応じている。
 

「礼儀正しい日本の相撲」と大違い


複数の現地メディアの報道によると、このたび開催されたのは、「ワールド・チャンピオンシップ・スモー(WCS)」と題された大会。体重約95〜180キロの12人の選手が出場し、一日完結のトーナメントで競い合った。
 

ニューヨーク・タイムズは、この開催方式について「日本では、競技会は15日間続き、力士たちは1晩に1度だけ対戦する」と大相撲との違いを指摘。さらに「ルールは伝統的な相撲とは多少異なっているが、雰囲気はそれ以上だった」とし、日本との違いを詳しく説明している。