アルファベットとマイクロソフト株上昇、AI投資が成長に寄与
[26日 ロイター]
- 米グーグルの持ち株会社アルファベットと
の決算で
大規模な人工知能(AI)投資が成長をけん引していることが示され、
26日の米国株式市場ではハイテク株が上昇した。
米メタ・プラットフォームズのさえない売上高見通しを受け、
巨額の投資が報われるまでに時間がかかるとの疑念があったが、
これが払しょくされた格好だ。
アルファベットが
25日に発表した第1・四半期決算は収益が市場予想を上回り、株価はこの日10%上昇。
時価総額は2兆ドルを超えた。
同社は初の配当実施に加え、
最大700億ドルの自社株買いも発表した。
LSEGデータストリームによると、
同社の時価総額は3年以上前にも日中ベースで2兆ドルを突破したことがあるが、
終値ベースでこの節目を上回ったことはまだない。
マイクロソフトの株価も約3%上昇し、
時価総額を800億ドル超押し上げた。
両社によると、
AIアプリケーションのサポートに必要なインフラに数十億ドル規模を投じたことで、
より多くのユーザーがAIベースのサービスに移行し、
四半期収益の伸びが予想を上回ったという。
マイクロソフトのエイミー・フッド最高財務責任者(CFO)は、
クラウドコンピューティングサービス「アジュール」の収益が
1─3月期に31%増加したが、
そのうちAIサービスが7%ポイントを占めたと発表した。
グーグルでは、
「グーグル・ワークスペース」の大幅な成長により
クラウド収益が約28%増加。
この分野では、
アルファベットが大規模言語モデル「ジェミニ」を活用した
AI機能を多数提供している。
少なくとも19人のアナリストがアルファベットの目標株価を引き上げた。
目標株価の中央値は176.65ドル。
前日の終値は156ドルだった。
一方マイクロソフトは
17人のアナリストが目標株価を引き上げ、
中央値は475ドルとなった。
マイクロソフトの12カ月先予想株価収益率(PER)は30.40倍。
一方、
アルファベットは21.63倍
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