岸田首相の発言中、米高官はスマホ…会見現場で見えた「温度差」

毎日新聞

日米首脳による共同記者会見中の米政府の高官席=米ホワイトハウスで2024年4月10日、秋山信一撮影

 

 

 

 

 米ホワイトハウスで10日開かれた

日米首脳会談後の共同記者会見では、

 

 

 

 

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記者会見ではホスト役のバイデン氏が約5分間、原稿を映し出す「プロンプター」を見ながら発言した。日米関係の進展を強調した後に「岸田首相個人もたたえたい」と語り、日韓関係の改善を進めたことなどを称賛した。  

 

岸田氏は用意された原稿に従って約10分間発言した。

 

日本の高官が原稿にチェックを入れながら発言に漏れや間違いがないか確認する姿が見られた。

 

 

首脳会談の前半、秘匿性が高い重要な話をすることが多い少人数会合には、日本側から上川陽子外相、秋葉剛男・国家安全保障局長、米側からブリンケン国務長官、サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が出席した。

 

 

 

米外交は今、

イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区侵攻への対応で多忙を極めている。

 

ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルに在シリア公館を攻撃されたイランへの対処もある。

 

 

バイデン氏も会見後半の質疑に入ると、語調が弱くなり、記者席の最前列でも聞き取りにくい場面が度々あった。

81歳と高齢でも選挙集会では力強い演説をすることがあるが、

関心や緊張感の低い場では声に張りがなくなる場面もある。

今回も他の行事と比較すると、力の入れように弱さも垣間見えた。

 

【ワシントン秋山信一

 

日米首脳の会見 両政府に温度差 

 

 

 

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中国が日米首脳会談に反発「中国を中傷、攻撃」 台湾言及も「粗暴な内政干渉」と主張

産経新聞

中国国旗

 

 

【天津=三塚聖平】

 

中国外務省の毛寧報道官は11日の記者会見で、日米首脳会談に対し「中国を中傷、攻撃した」と反発した。「強い不満と断固とした反対」を表明し、関係国に「厳正な申し入れ」を行ったことを明らかにした。 

 

 

 

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毛氏は、日米に対し「他国を標的にしたり、他国の利益を損なったりすべきでない」と述べるとともに「冷戦思考を抱き、グループ政治を行うことに断固反対する」と批判した。 また、日米首脳会談の共同声明が台湾問題に触れたことに「中国の内政を粗暴に干渉しており、事実とも一致しない」と日米を非難した。共同声明で尖閣諸島(沖縄県石垣市)が米国の対日防衛義務を定めた日米安全保障条約5条の適用対象だと明記したことについても、毛氏は「中国の主権を侵害する不法行為には断固として対処する」と強調した

 

 

中国が日米首脳会談に反発「中国を中傷、攻撃」 台湾言及も「粗暴な内政干渉」と主張(産経新聞)