2年3か月前の、ニュースですが
ハイパーEVのリマック、電動パワートレインなどのテクノロジー部門を分社化
![リマック・ネヴェーラ](https://response.jp/imgs/p/hZgYd07SyqGxXeKSdNx7_YRJ30T7QkNERUZH/1715496.jpg)
リマックグループ(Rimac Group)は1月18日、リマックテクノロジー社を独立した企業として、分社化すると発表した。これにより、リマックグループは、傘下にブガッティリマック社とリマックテクノロジー社を持つことになる。
リマックテクノロジー社では引き続き、高性能バッテリーシステム、電動ドライブユニット、電子システム、ユーザーインターフェース部品のエンジニアリング、開発、生産、供給における活動を拡大していく
現在、リマックテクノロジー社は、欧州の主要自動車メーカーと協力して、ハイパーEVの『ネヴェーラ』の開発で培われたエンジニアリングのノウハウを応用しながら、さまざまな製品を手がけている。従来からのポルシェ、ヒュンダイ、キア、アウトモビリピニンファリーナ、ケーニグセグ、アストンマーティンなどとの協力に加えて、新たなパートナーと複数のプロジェクトを進めている。
リマックテクノロジー社は、2024年までに生産能力を増強し、電動パワートレインを含めて、年間数万規模の高性能システムを製造していく。
リマックグループのメイト・リマックCEOは、
「ハイパーカーと部品ビジネスの市場は完全に異なるため、テクノロジー事業を分離することは自然なステップ。新しい組織構造により、新技術を他社に供給する前に、自社のハイパーカーでテストを行うなど、相乗効果を生かしながら、潜在能力を最大限に発揮できるようになる」と述べている。
《森脇稔
===================================
リマック・テクノロジー社は、クロアチアに拠点を置く電気自動車メーカーであり、その技術は世界的に評価されています。創業者であり現在も筆頭株主であるメイト・リーマツ氏は、20歳の時に自宅で改造したBMW 3シリーズを元にした電気自動車を作成し、その後世界記録保持者となり、さらにはBMWとの提携を果たすまでの波乱万丈な人生を歩んでいます1。
BMWとリマックは「電気自動車分野にて長期的なパートナーシップ契約を締結」し、高電圧バッテリー技術の共同開発を行うことを発表しています。具体的には、バッテリー電気自動車向けの技術を共同で開発する予定であり、おそらくは高性能車向けのエレクトリック版(例えばM3のエレクトリック版など)に活用されることでしょう1。
リマックは現在、アストンマーティン、ポルシェ、ヒョンデ、メルセデス・ベンツ/メルセデスAMG、フェラーリ、ピニンファリーナ、ケーニグセグ、クプラ、ジャガー、ルノー、マグナとも提携関係にあり、高性能EVはリマック抜きでは作れない存在となっています12。
=====================================
BMWグループとリマックが提携、次世代EV向け電池を開発へ
![リマックのテクノロジーキャンパス](https://response.jp/imgs/p/hZgYd07SyqGxXeKSdNx7_YRJ30T7QkNERUZH/1999967.jpg)
BMWグループとリマック・テクノロジー社は4月9日、長期的なパートナーシップを締結した、と発表した。この提携の目的は、次世代EV向けの高電圧バッテリー技術分野における革新的なソリューションを共同開発・共同生産することだ。
両社のそれぞれの強みと専門知識は、生産的な方法で互いに補完し合う。BMWグループの電動化戦略は、プレミアム電動モビリティ部門における主導的地位をさらに築くことを目的としている。2030年までに、世界の新車販売台数の半分以上をEVにすることを目指す。BMWグループは、15年以上にわたって蓄積してきたバッテリーやEVパワートレインの専門知識をこのパートナーシップに提供する。