保管施設から約45億円窃盗 ロス史上最大の現金盗難事件
ロサンゼルス、カリフォルニア州、4月5日 (AP) ―
米西海岸カリフォルニア州にある
セキュリティー会社の現金保管施設から、
現金3000万ドル(約45億円)が盗まれ、
FBIとロサンゼルス市警が合同捜査を開始した。
現金が盗まれたのは、
ロサンゼルスから30キロ北のシルマーにある、
カナダを本拠とするセキュリティー会社「ガーダ・ワールド」の現金保管施設で、
窃盗団は
復活祭の3月31日、
建物に侵入して現金を盗んだ。
4月1日に職員が金庫を開けて初めて、現金が盗まれたことに気付いたという。
ロサンゼルス市警広報担当によると、
事件当日の午前4時30分、
保管施設面する通りにある会社からの通報で、
警官の出動要請を受けたことを確認した。
地元テレビ局の空撮映像には、
建物の側面がベニヤ板で塞がれている様子がとらえられている。
地元紙によれば、
これはロサンゼルス史上最大級の現金窃盗事件であり、
ロサンゼルスの現金輸送右車強盗事件を凌ぐものだという。
2年近く前、
南カリフォルニアのトラック駐車場にあった警備輸送会社「ブリンクス」の
大型トラックから、
1億ドル(約140億円)相当の宝石やその他の貴重品が盗まれたが、
犯人は捕まっていない。
現金輸送車の専門家は、
「このような施設には二重の警報システムと、金庫のすぐ上に振動検知器があり、
さらに建物全体にモーションセンサーが設置されており、
施設は上から下から横から守られているはずだ」と指摘している。
(日本語翻訳・編集 アフロ