外国人の在留資格取り消し、1240件に増 令和5年、ベトナム・中国・インドネシア上位
東京出入国在留管理局=東京都港区© 産経新聞
令和5年に外国人の在留資格が取り消された件数が1240件に上り、
前年に比べ115件(10・2%)増えたことが、
出入国在留管理庁のまとめで分かった。
国籍・地域では、
ベトナムが812件(65・6%)で最多。
中国、
インドネシア
が続いた。
在留資格では、
「技能実習」が983件(79・3%)と最も多く、
「留学」
「技術・人文知識・国際業務(技人国)」
が続いた。
取り消しの理由で最も多かったのは、
技能実習生が実習先から失踪したり、
留学生が学校を除籍されたりした後、3カ月以上国内に在留するなどしていたケースで、
1049件と全体の84・5%を占めた。
また、
留学生が学校を除籍後にアルバイトしたり、
技能実習生が失踪後、
他の会社で働いたりするなどしていた場合が
128件(10・3%)あったほか、
「日本人の配偶者等」の在留資格を得るため日本人と偽装結婚したり、
「技人国」の在留資格を得るために
学歴を詐称したりするなどのケースが42件(3・4%)あった