バンクシー新作、汚される 防犯カメラなど設置へ

AFP=時事

英ロンドンに登場した覆面アーティスト、バンクシーの新作(2024年3月18日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

 

 

 

【AFP=時事】

 

英国の覆面ストリートアーティスト、バンクシー(Banksy)の新作壁画が登場から数日で汚された。これを受け、地元当局は20日、保護するため防犯カメラを設置するなどの「暫定措置」を講じると発表した。

 

 

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バンクシーの新作は今週、ロンドン北部イズリントン(Islington)のフィンズベリーパーク(Finsbury Park)近くの通りに登場。枯れ木の後ろにある建物の白い壁に、緑色のスプレーで木の葉と塗装機を持つ人物が描かれている。 

 

 

 バンクシーは18日、インスタグラムに壁画が描かれる前後の壁の写真を投稿。作品が自身によるものであることを認めたものとみられる。  

 

 

メディアの報道が相次ぎ注目が集まったが、20日未明までに作品は汚されていた。SNSで拡散している画像によると、鮮やかな緑色の部分をかき消すように白い塗料の筋が2本入っている。  

 

 

 

イズリントン区議会は、作品の前にフェンスと防犯カメラを設置し、見物人を整理するために地域役員の訪問を命じたと述べた。  

 

区議会の広報担当者は「作品が汚されたのは悲しい」「作品と木、そして周辺地域を守りつつ、誰もが作品を楽しめるようにするため、建物の所有者と今後の対策を話し合っている」とし、「防犯カメラの設置も進めているところだ」と付け加えた。

 

【翻訳編集】 AFPBB News