ビットコイン投資のエルサルバドル、50%収益にも…ブケレ大統領「売らない

 

 

 

 

 

エルサルバドルの国旗

エルサルバドルの国旗© 中央日報 提供

 

 

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ビットコインが暴騰してエルサルバドルが50%以上の利益を上げているが、

 

ナジブ・ブケレ大統領

は売却する意思がないと5日、

英国インディペンデントが伝えた。

 

 

エルサルバドルはブケレ大統領の政策で2021年9月ビットコインを法定通貨に指定し、国家資金を動員して大々的に投資した。

 

 

エルサルバドルは約2380個のビットコインを保有していれば平均4万4300ドルで購入したと伝えられた。約1億500万ドルを投資したが、現在の価値は1億5500万ドルを上回る。差益は約5000万ドル(約73億8600万円)。

ビットコインを法定貨幣に指定した国はエルサルバドルが唯一だ。

国際通貨基金はエルサルバドルのこのような政策に対して金融安定性を害するという懸念を示して昨年ビットコインを引き出すよう促した。

しかしエルサルバドル財務当局は「ドル依存度を低くすることができ、外国からの送金などが自由になる」とし、このようなIMFの助言を一蹴した。

ビットコインは5日に史上初めて6万9000ドルラインに上昇し、2021年11月に記録した歴代最高額を更新した。日本時間7日午後2時50分には6万5000ドル台を記録している。

ブケレ大統領は2019年就任以降、犯罪者や腐敗行為者などに対する非寛容政策を繰り広げてエルサルバドルの治安を劇的に安定させた。2015年人口10万人当たり105.2件に達していたエルサルバドルの殺人率は昨年2.4件に大きく落ちた。

拘禁中に死亡・拷問したり、罪のない一般人に対する無分別な逮捕など人権侵害論が出る中でも国民はブケレ大統領を積極的に支持している。「世界で最もクールな独裁者」というニックネームのブケレ大統領は今年2月の大統領選挙で80%を超える得票率で再選に成功した