(生意気を言いますが、多分人生で、団地の中に入ったことはないと思いますが、失礼ながらーーーー)

 

 

団地の、新ワンユニットとして、

偶数階をつぶして、
 
天井を高くし、
 
メザニン(中二階、日本風に、メゾネットとか、ロフト)
 
も、作り、
 
部屋の広さを、今の2倍になりますし、
 
そのうちいくつかは、
 
隣とも(上の階もです)つぶして、今の4倍の広さにし、
 
人気のある、MUJIや、
 
その他の若いアーキテクトに参加してもらい、
 
現代風にし、
 
婚約しているけど、家がないので、
 
年収も低いので、
 
結婚をためらっている人たちに、
 
月給の、20%どまりの家賃を設定して、貸すべきです。

そして、子供3人目に、

そのユニットを、国から、献上するのです!
 
 

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「理想のまち」とは 若い世代が見つめる未来笑顔・居場所・家族…それぞれのキーワード〈セッション編〉:朝日新聞DIALOG (asahi.com)

「理想のまち」とは 若い世代が見つめる未来
笑顔・居場所・家族…それぞれのキーワード〈セッション編〉

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UR都市機構の若手のみなさんと学生による記念撮影

 まちづくりの歴史をひもとく「URまちとくらしのミュージアム」(東京都北区)のスタディーツアー。朝日新聞DIALOG学生部のメンバーはツアーの後、UR都市機構で働く若手のみなさんと「まちをつくる くらしをつくる」をテーマにセッションを行いました。まちづくりで大切なことは? みんなにとっての「理想のまち」は? 若い世代のまなざしは、さまざまな社会課題も見つめていました。

ディスカッションに参加した方々(敬称略)
【UR都市機構】
加藤ひとみ(土木/本社都市再生部事業管理第2課)
有賀淳(造園/東日本都市再生本部事業調整部事業支援企画課)
宮代元気(建築/東日本都市再生本部事業企画部事業企画第1課)
長濱明希(事務/東日本賃貸住宅本部住宅経営部UR池袋営業センター)
大塚隆史(電気設備/東日本賃貸住宅本部設計部都市再生設計課)
細井里紗(機械設備/東日本賃貸住宅本部リノベーション設計部リノベーション機械設備設計課)
【DIALOG学生部】
宗石真緒(金沢大学4年)
森青花(お茶の水女子大学3年)
鈴木美里(聖心女子大学3年)
梅田滉基(立命館大学2年)

スタディーツアー 団地のイメージが変わった

宗石 ずっと北陸の田舎で暮らしてきたので、団地というとドラマで見た印象しかありませんでした。予想以上に大きくて、いろんな人たちの暮らしがあることが分かりました。

鈴木 時代とともに人々の暮らしが変化していって、興味深かったです。

 昔の団地をミュージアム棟の屋内で復元したり、模型を壁に貼ったりして、表現の仕方がおもしろいと思いました。こんなにおしゃれな団地もあるのかと思って、ワクワクしました。

梅田 赤羽台は先進的で、イメージがガラッと変わりました。ミュージアムでは時代を追って室内が畳から板張りになったり、トイレが和式から洋式になったり、そうした変化が面白かったです。

⻑濱明希さん

あらゆる人の相談に応える 子育て割も

長濱 お客様から物件の相談を受ける営業センターで働いています。URは、高齢者や障がいのある方、外国出身の方など、一般的には家探しが難しいと言われる方にも一定の条件を満たしていれば住宅をご紹介できます。少子化などの社会課題にも取り組んでおり、子育て世帯が住みやすいように家賃が最大20%割引になる「子育て割」などの制度があります。

 海外出身の方に住まいを紹介するとき、どんな工夫をされていますか。

長濱 日本の暮らしに慣れていない方もいらっしゃるので、イベントやコミュニティー活動などが盛んな団地や施設、周辺環境などもお伝えしますね。ぴったりの物件をご紹介して、お客様が喜んでくださる顔を見るのが一番うれしいですね。

細井里紗さん
新しく生まれ変わっているコンフォール松原(草加松原団地)=写真提供:UR都市機構

共同菜園 コミュニティーを育てる

細井 「東洋一のマンモス団地」と呼ばれた草加松原団地(埼玉県草加市)の建て替え事業に携わったことがあります。建て替えると機能面が向上する一方、家賃は高くなります。住民の方には家賃補助制度、建替後の住宅性能、団地の敷地全体の利便性や快適性の向上などを説明しました。一つひとつ課題を解決していった結果、きれいなマンションが建ち並び環境にも配慮されたまちへと変容しました。まちに何が必要なのかを考えて、病院を誘致したり商店を誘致したり、まち全体のことを考えて仕事をしてきました。

梅田 住民が仲良くするためのコミュニティーづくりとして、どんなことをされていますか。

細井 草加松原団地建て替え後のコンフォール松原ではクラインガルテン(共同菜園)をつくり、家庭菜園が趣味の方々のコミュニティーが生まれています。子育て世代が交流できるように、子どもたちの遊び場も設けました。よくこの団地に行きますが、野菜を育てている方や子どもたちの姿を見るとうれしいです。

加藤ひとみさん
再開発が進む品川駅周辺=写真提供:UR都市機構

都市再生 小さなことの積み重ね

加藤 品川エリア(東京都)の開発を担当したことがありました。もともとJRの車両基地があった場所で、羽田空港の国際化やリニア中央新幹線の建設に伴ってスピーディーに整備する必要がありました。新しい道路を造ったり、敷地を整備したり……。鉄道会社さんなど多くの関係者がいて、ちょっとずつ方向性が違うので、調整が難しかったのですが、やりがいも感じました。

宗石 都市再生を担って、想像と違ったところはありますか。

加藤 華々しい事業と思っていましたが、小さな課題解決を積み重ねることが大事だと分かりました。

宮代元気さん
コーヒー教室の様子=2018年11月、写真提供:UR都市機構

団地の建て替え後 餅つき大会

宮代 入社して最初の3年間、団地の建て替えなどを行う部署にいました。団地を建て替える場合、そのまま住み続ける方と新しく入居される方が交じります。そのため、新旧の住民の分断が起きないように気をつけています。アーベイン博多駅前ファースト(福岡市)では、建て替え後にエントランスで餅つき大会を企画しました。高齢者にもファミリーにも喜んでもらえると思ったからです。単身の方も立ち寄りやすかったようで、多くの人でにぎわいました。

宗石 餅つきイベントは、団地の新しさとのギャップがあって面白いですね。ほかに企画したイベントはありますか。

宮代 コーヒー教室を開いたこともあります。団地の集会所で、講師を招いて行いました。たくさんの方に参加していただけました。この場でも、幅広い年代の方が楽しそうに会話している様子が見られました。

大塚隆史さん

照明設計 夜の団地を歩いた

大塚 電気関係の設計を担当しています。洋光台北団地(横浜市磯子区)の改修では、若い世代に「団地はかっこいい」と思ってもらえるように、エントランスをおしゃれな間接照明にする提案をしました。夜、照明デザイナーさんと敷地内を歩き、どうしたらいいか話し合いました。暗かった場所は高齢者が歩きやすいように明るくして、植栽もライトアップしました。

梅田 照明の色によって、住みやすさなどに影響はありますか。

大塚 電球色は落ち着いた雰囲気で、白色系は勉強などで集中したいときに向いています。リラックスしてもらいたいか、活発に動いてもらいたいか。そういったことを考えながら、色を使い分けています。ただ、好みもあるので、毎回揺らいでいます。この色を求められているけれど、自分はこっちの色がいいな……というときは難しいですね。

有賀淳さん

命を守り 自然と共生する公園づくり

有賀 私は造園職で、入社して2年間は首都圏で防災公園を造っていました。造園職は、気候変動や生物多様性といった社会課題に関係しています。例えば、公園のベンチの脇に木陰をつくれば夏でも気持ちよく過ごせ、気候変動の影響を軽減することができます。生物多様性の面からは、都心でも豊かな屋外空間があれば多様な生き物を守っていくことができます。どうしたら自然と共生していけるか、日々、考えています。

 防災公園は、普通の公園と何か違うのでしょうか。

有賀 防災公園は災害時、命を守るために機能します。災害時に使えるトイレや井戸、かまどベンチなどを設けています。かまどベンチは平時には普通に座れるのですが、座面を外すとかまどになって煮炊きができる仕組みです。

宗石真緒さん(左)と鈴木美里さん

空き家活用・交通機関の整備 できることから

宗石 私は福井県の中心部から離れた地域で育ちました。公共交通機関が少なく、高齢になっても車を運転しなければいけません。空き家が多く、野生動物のすみかになってしまうケースもあります。うまく空き家を活用できればいいと考えています。

大塚 今はテレワークも普及しているので、空き家を活用して、自然豊かな場所で働けることをメリットにして人を呼び込むのもいいですね。

梅田 私が住む京都のJR嵯峨野線は、観光地の嵐山が沿線にあり、オーバーツーリズムで平日の日中でも満員になることがあります。

鈴木 都市開発で人口が増え、混雑がひどくなった気がします。まちの活性化という意味で、開発はプラスだとは思いますが……。

加藤 品川駅の事例では、歩行者がスムーズに歩けるように駅通路の拡幅等も予定されており、JR東日本さんなどと協力して事業を進めています。小さくても、解決できることがあると思います。

森青花さん(左)と梅田滉基さん

一極集中でない 新しいまちのかたち

 大学が文京区にあるのですが、周辺の家賃が学生の一人暮らしには高いと感じます。平均年収も下がっているのに、都心の家賃はなぜ下がらないのでしょうか。

長濱 新しい設備にすると家賃が上がってしまいますし、そのほかにも様々な理由があります。一方でUR賃貸住宅には、単身用で面積が小さい分、家賃が比較的低廉に抑えられる住宅があります。

宮代 ポテンシャル(潜在力)があるエリアは、開発すると地価が上がってしまう傾向にあります。開発するときは、元の住民が住めなくなってしまわないように気をつけています。

有賀 一極集中ゆえの問題という面もあると思いました。多様な価値観の中で都心以外の地域が住む場所としてさらに選ばれるようになれば、新しいまちや暮らしのあり方も見えてくるのではないでしょうか。

細井 地方の交通対策として、UR都市機構はMaaS(Mobility as a Service)の実証実験を始めています。IoT(Internet of Things)も活用して、住みやすい団地づくりを進めています。

MaaSの実証実験とIoT URなどが参画する「高蔵寺スマートシティ推進検討会」は、高蔵寺ニュータウン(愛知県春日井市)で移動支援サービスの実証実験を実施している。高蔵寺ニュータウンは1968年の入居開始から半世紀以上がたって高齢化が進み、病院や商業施設への移動に困るといった課題が表面化。自動運転による送迎や電動車いすの貸し出しなど、デジタル技術を活用した取り組みが進む。一方、赤羽台では、照明やエアコンなどがインターネット経由で操作でき、安心・安全に暮らせるモデル住戸を整備している。

みんなで「理想のまち」を記入

「理想のまち」 みんなで考えた

 最後に、全員で「理想のまち」を考えました。

みんなの「理想のまち」
「笑顔あふれる街」(長濱さん)
「みんなの困ったが解決されたまち」(細井さん)
「自然と人が集まる場所があるまち」(加藤さん)
「団地に住む人みんな家族」(梅田さん)
「(外環境の)人とゆる~くつながれる街」(森さん)
「あたたかいコミュニティのあるのんびりした街」(鈴木さん)
「ゆるやかなつながりのあるまち」(宗石さん)
「たくさんの居場所があるまち」(宮代さん)
「おもしろい街」(大塚さん)
「育てるまち」(有賀さん)

加藤 屋外で子どもたちが遊んだり、井戸端会議ができたりして、心に余裕を持てるまちがいいですね。

梅田 エントランスなどにキッチンやテーブルがあって、団地に住む人たちが食卓を囲めれば、一人暮らしでも寂しくない。団地のみんなが知り合いっていう感じがいいな。

宮代 屋外環境やベンチ、カフェなど、いろんな居場所がちりばめられた包容力のあるまちがいいのではないでしょうか。

大塚 住んでいる人がいきいきと生活して、面白がって生きているようなまちがいいですね。

有賀 植物だったり子どもだったり、コミュニティーそのものかもしれませんが、そこに住む人たちが育てていくようなまちがいいなと思いました。

セッション中は学生たちも熱心にメモを取っていた

 「笑顔」「居場所」「家族」……。参加者の「理想のまち」には、どれも「ひと」が描かれていました。土地を整備して、道を通して、建物を建てる。それだけにとどまらない、まちづくりの大切さが見えたようです。

 宗石さんは「人と人とのつながりを生むのは、現代ではかなり難しいことだと思います。そこに積極的に働きかけて、新しい暮らしをつくっていくことがとても大事なんだなって思いました」と語りました