はしか、欧州急増し世界的に流行 ワクチン接種減影響か、日本でも

共同通信

 

 

コンゴ(旧ザイール)で、緊急支援のはしかワクチンの接種を受ける子ども=2020年3月(ロイター=共同)

 

 

 

 

 世界各地ではしかの感染が拡大している。

 

世界保健機関(WHO)によると、2023年は前年比8割増の30万人以上の感染が報告され、特に欧州での増加が目立つ。

 

背景に新型コロナウイルス流行時、はしかのワクチン接種率が下がったことがある。

 

日本でも2月以降複数の感染例が出ており、

今後拡大が懸念されるとして、厚生労働省はワクチン接種を呼びかけている。 

 

 

【グラフ】はしか、風疹のMRワクチン1回目接種率の推移

 

 

 

 WHOによると、

ロシアや中央アジアを含む欧州地域での感染報告数は22年の937人に対し

 

23年は5万8千人を超え、60倍以上となった。  

 

 

日本では、

今年に入って奈良市で外国人観光客の感染が確認されたほか、

東京都では感染経路が不明の0歳男児の感染が報告されている。  

 

流行を防ぐには人口の95%がワクチンを2回接種することが望ましい。

 

 

日本では乳幼児期に2回の定期接種があるが、

 

厚労省によると、

2回接種を終えた割合は20年度以降減少し、

22年度は92.4%だった。

 

厚労省の担当者

「母子手帳などを確認し2回打っていなければ接種を検討してほしい」と話している

 

 

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