隣人からは「いい人」、正体はドイツ赤軍派メンバー 30年超逃亡の末に逮捕
1970年代を中心に殺人や誘拐を繰り返していた悪名高き極左組織「ドイツ赤軍派(RAF)」のメンバーが30年超にわたる逃亡生活の末、逮捕された。容疑者が住んでいたベルリンの団地の住民からは、驚きの声が上がった。 ダニエラ・クレッテ容疑者は武装強盗と殺人未遂容疑で30年以上逃亡生活を続けていた。 警察は、昨年11月に一般市民からの情報提供を受けて、クレッテ容疑者らの追跡を強化。検察によると、同容疑者がベルリンのアパートに1人でいるところを警察が発見した。その際、拳銃1丁と弾倉2つさらにカートリッジを押収した。クレッテ容疑者はヘリで北部ブレーメンの拘置施設に移送された。 容疑者が発見された団地で暮らす住民からは、驚きの声が上がった。住民のこちらの女性は「彼女はいい人で、とても好感が持てると思っていた」と語った。 極左組織のドイツ赤軍派は、ベトナム戦争に反対するドイツの学生運動から生まれた。1970年代に最盛期を迎え、数々の人質事件を起こしたほか、公務員や警察官、企業経営者、米兵ら少なくとも33人を殺害した。 クレッテ容疑者は、1999年から2016年にかけて一連の武装強盗事件に関与した疑いがもたれている。メンバーの逃走資金調達をしていたとみられる
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