米無人宇宙船が月面着陸 民間企業が初の成功
22日、米西部カリフォルニア州トーランスで、無人月着陸船の月面着陸の中継を見守る関係者ら(AFP時事)
【ワシントン時事】
米宇宙企業インテュイティブ・マシンズ
の無人月着陸船が
米東部時間22日午後(日本時間23日午前)、
月面着陸に成功した。
民間企業としては世界で初めて。
米国としても、
米航空宇宙局(NASA)による最後の有人着陸となった1972年のアポロ17号以来となった。
今回は人類の月面再訪を目指すNASAの「アルテミス計画」の一環。
着陸船「ノバC(愛称オデュッセウス)」が
月の南極に近い地点に降り立った。
ノバCは今月15日、
米南部フロリダ州から米宇宙企業スペースXの
ロケットで打ち上げられた。
NASAの観測機器のほか、
米著名芸術家ジェフ・クーンズさんの月に関連する彫刻作品も載せている。
これまで月面に探査機の着陸を成功させたのは
米国、
旧ソ連、
中国、
インド、
日本の5カ国のみ。
日本は1月に
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の
小型無人探査機「SLIM(スリム)」で初めて成功した