もう、2年前の、侵攻当時から、

 

私は、言い続けておりますが、

 

NATOと米国の、

 

援助の、、、、

 

スピード

 

と、

 

数と量が、

 

極端に遅く、少なすぎることです。

 

 

欧州は、”能天気すぎます”

 

 

近未来、本当に、おしりに火がついて、

 

 

 

「その時、初めて、わかる」というものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

欧州の本気、

 

遅すぎたか 

 

ウクライナ砲弾支援「北朝鮮に負けるのか」 トランプ氏再来焦り ウクライナ侵略2年

産経新聞

ウクライナ国旗

 

 

 

11月の米大統領選に向けて同盟国を軽視するトランプ前大統領が勢いを増し、欧州はロシアに侵略されるウクライナへの軍事支援で窮地に立たされている。欧州連合(EU)ではドイツを中心に兵器増産の体制づくりが急ピッチで進むが、砲弾供給は目標に遠く届かない。「対応が遅すぎた」との焦りが広がる。

 

 

 

  【写真】ウクライナ東部ハリコフへの攻撃で使用された北朝鮮製とみられるミサイルの部品 

 

 

 

ドイツでは最近、防衛大手ラインメタルが新たな砲弾工場の建設を始めた。年間20万発の生産ラインができる。ショルツ独首相は隣国デンマークの首相と12日の起工式に出席し、「欧州は砲弾の大量生産が必要だ」と意欲を語った。 

 

 

 

 

■需要に応じるまで「10年」 

ただ、工場のフル稼働は2年以上先だ。

同社の経営トップは英BBC放送で、

ウクライナと欧州の需要に応じる態勢が整うまでには「10年かかる」と述べた。 

 

 

ドイツの軍事専門家は

「砲弾供給問題は1年半前に分かっていた。

欧州政治のせいで対応が遅れた」と指摘する。

 

EUはウクライナ支援総額で昨年、米国をしのいだが、

軍需産業は短期間で育成できない。

 

 ドイツはこれまで常に米国の動きを見ながら軍事支援を決め、

EU内では慎重派だった。

 

 

バイデン政権の下で

米国の支援にブレーキがかかったのは誤算であり、

EU最大の経済国として突然、

旗振り役を担わざるをえなくなった。 

 

 

 

■ロシアの製造力は10倍に

 EUを震撼(しんかん)させたのは、

北朝鮮が昨年8月以降、

ロシアに砲弾100万発を送ったことだ。

韓国の報告で明らかになった。

 

 

 EUは今年3月までの1年間でウクライナに砲弾100万発を送る計画だったが、

実際に1月までに提供できたのは33万発。

目標には遠く及ばない。

 

ボレルEU外交安全保障上級代表は

1月末の記者会見で

「域内の砲弾製造力は2年で4割増し、

年間100万発になった。

年末には140万発になる」

と釈明した。 

 

 

 

エストニアの分析によると、

ロシアの砲弾製造力は今年、

年間450万発になり、

3年前の10倍に増える。

性能や安全性で米欧製に劣っても、

消耗戦では物量がモノを言う。 

 

 

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月1日、

EU首脳会議で

北朝鮮の対露支援に触れ、

「負けてはならない」といらだちを語った。

 

 

■独仏の足並みはそろわず

ロシアの脅威が強まり、欧州各国はウクライナ支援と国防強化を同時に迫られることになった。

 

 

EUでは

フランスのマクロン大統領が

「米国依存からの脱却」

を掲げて独自安保を唱道してきた。

 

 

だが、独キール世界経済研究所によると、

フランスは

ウクライナ軍事支援の上位10カ国に入っていない。

 

総額ではドイツの約25分の1。

 

 

ウクライナ支援を主導する米国とは距離がある。

 

 

ショルツ氏は

「欧州の支援は不十分」と言い、

フランスを暗に批判した。

そのドイツも慎重姿勢が抜けない。

ウクライナの要求をかわし、長射程巡航ミサイル供与を拒んでいる。

 

 

 

仏独の国防費は今年、

ようやく北大西洋条約機構(NATO)の目標である

国内総生産(GDP)比2%に達する。

 

 

ロシアがウクライナ戦争で勢いを得て、

「数年内にNATO加盟国を侵略する」という予測がドイツやデンマークで飛び交う中、欧州は「トランプ氏再登板」のシナリオにおびえている。

 

 

 

■欧州、米国に兵器調達の6割依存

国防増強を進める欧州各国は、

兵器調達では域外に依存する。

 

 

フランスの研究機関、国際関係戦略研究所(IRIS)によると、

2023年6月までの1年間、

 

欧州連合(EU)加盟国の兵器は78%がEU域外で調達された。

 

米国だけで63%に上る。

 

 

ウクライナ戦争は最新鋭兵器の「見本市」の様相を呈した。

 

米国の高機動ロケット砲システム「ハイマース」は

ポーランドやバルト諸国が購入を決定。

 

自爆型の無人機「スイッチブレード」は

フランスやリトアニアが契約意欲を示す。

 

 

米最新鋭戦闘機F35の購入も進んだ。

 

ロシアのウクライナ侵略前、

欧州配備は約120機だったのが、

2030年には600機になる見込み。

 

欧州としては、

ウクライナ侵略を受けNATOで指導力を発揮する米国との関係をさらに強化しようとの狙いもあった。

 

 

EUの域外調達では、

韓国が米国に次ぐ。

 

ウクライナ支援で枯渇した欧州の武器庫を迅速な供給で支えた。

 

韓国製のK2戦車はポーランドが大量購入。

 

K9自走砲は

ノルウェーやフィンランドに続き、ルーマニアが購入意欲を示す。

 

トルコの攻撃型無人機バイラクタルも

ロシア軍戦車への攻撃で威力を発揮し、注目を集めた。

 

三井美奈

 

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