孫正義氏、15兆円でAI向け半導体の新会社を設立する「イザナギ」計画…米報道
【ニューヨーク=小林泰裕】
米ブルームバーグ通信は16日、
ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長が
最大1000億ドル(約15兆円)を調達し、
AI(人工知能)向け半導体を生産する新会社の設立を検討していると報じた。
SBG傘下の英半導体設計大手アームと連携し、
需要の増加が見込まれる生成AI向け半導体の調達網を強化する狙いとみられる。
報道によると、
300億ドルをSBGから、
700億ドルを中東の投資家から
調達する可能性がある。
計画は、日本神話に登場する神にちなんで
「イザナギ」
と呼ばれているという。
生成AI向け半導体は、
米エヌビディアが約8割のシェア(占有率)を握る。
需要拡大に伴って供給不足も懸念されており、
対話型AIサービス「チャットGPT」を開発した
米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)も、
5兆~7兆ドルを調達して
生産を検討していると米メディアに報じられている