ウクライナ軍、東部要衝アブデーフカから撤退 弾薬不足の中
(2024年 ロイター/Alexander Ermochenko)
Yuliia Dysa Tom Balmforth [キーウ 17日 ロイター] -
ウクライナ軍のシルスキー総司令官は
17日、
激しい戦闘が続く
東部ドネツク州の要衝アブデーフカから
部隊が撤退したと明らかにした。
ロシア軍による完全包囲を防ぐのが狙いという。
ロシアにとって同州バフムトを掌握した昨年5月以来の
大きな戦果を得る道が開かれた。
米国のウクライナ軍事支援が議会の対立で遅れる中、
ウクライナは深刻な弾薬不足に直面している。
シルスキー氏は軍の声明で、
「包囲を回避し兵士の命と健康を守るため、部隊を撤退させ、より有利な戦線からの防衛に移ることを決めた」と述べた。
バイデン政権は15日、
弾薬不足でアブデーフカが陥落の危機にあるとの認識を示していた。
ロシアは昨年10月にアブデーフカへの攻撃を強化。
このところウクライナの劣勢が強まっていた