ロシア、エストニア首相らを指名手配 「敵対行為」で

 

AFP=時事

ベルギー・ブリュッセルの欧州連合本部で、欧州理事会の会合に臨むエストニアのカヤ・カラス首相(2024年2月1日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

 

 

【AFP=時事】

 

ロシア当局は12日、エストニアのカヤ・カラス(Kaja Kallas)首相らを、刑事事件で「指名手配」したことを明らかにした。ロシア大統領府はその理由として、カラス氏らバルト3国の閣僚の「敵対行為」を挙げた。 

 

 

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ロシア内務省の指名手配被疑者データベースには、「刑法に基づく指名手配」と表示されている。罪名は記載されていない。  

 

カラス氏の他、

 

同国のタイマル・ペテルコプ(Taimar Peterkop)国務長官、

 

リトアニアのシモナス・カイリース(Simonas Kairys)文化相も

指名手配されている。

 

 

ウクライナ侵攻開始以来、

ロシアとバルト諸国の緊張がさらに高まっていることを示す動きだ。  

 

 

電話取材に応じたロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は3氏について、

「歴史的記憶とわが国に対する敵対行為に及ぶ者」だと説明した。  

 

 

国営タス通信(TASS)は先に治安筋の情報として、

3氏は第2次世界大戦(World War II)時の「ソ連兵(をたたえる)記念碑を破壊・破損」した罪に問われていると報じた。 

 

 

 近年バルト3国では、

ソ連に占領されていたとの認識から、第2次大戦後に受け継いだ一部の記念碑が、ソ連時代を拒否する姿勢の表明として解体されている。

 

 

【翻訳編集】 AFPBB News