浪川会総裁と風俗店運営会社元代表、特別背任容疑で逮捕…みかじめ料1000万円で会社に損害疑い
読売新聞
大阪府警察本部© 読売新聞
指定暴力団浪川会(本部・福岡県大牟田市)に
みかじめ料約1000万円を払い、
会社に損害を与えたとして、
大阪府警は4日、
浪川会総裁の
朴政浩(67)
(同市)
会社法違反(特別背任)容疑などで逮捕したと発表した。
府警は、
2020年以降の約2年間で
少なくとも約4500万円のみかじめ料を払ったとみている。
他に逮捕されたのは、
浪川会組員の男(54、京都府井手町)、
妻(54、同)両容疑者。
風俗店運営会社元代表の鈴木祐介(44)(大阪市阿倍野区)
4人の逮捕は3日付。
府警はいずれの認否も明らかにしていない。
発表では、
朴容疑者ら
4人は共謀し、
20年10月~22年2月、
浪川会にみかじめ料を払うため、
男が実質的に経営する土木会社名義の口座に
架空のビル管理契約料名目で
1092万円を振り込み、
風俗店運営会社に損害を与えた疑い。
同社は全国で数十の風俗店を運営する業界大手という。
府警は今年1月、
暴力団員の身分を隠して
大阪法務局に株式会社の設立登記をさせたとして、
朴、
鈴木両容疑者ら3人を
電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で逮捕していた