ザポロジエ原発に再び地雷 職員の立ち入り制限区域に IAEA
ウクライナ南部にあるザポロジエ原発=2023年3月(EPA時事)
【ウィーンAFP時事】
国際原子力機関(IAEA)は19日、
ロシア軍が占拠しているウクライナ南部ザポロジエ原発周辺に、
再び地雷が敷設されたと明らかにした。
同原発の地雷はIAEAの専門家が確認後、
昨年11月までに撤去されていたが、現在は元通りになっているという。
IAEAは声明で、
地雷が原発敷地と外部の間にある緩衝地帯の
「原発稼働担当職員の立ち入りが制限されている区域」にあると説明。
「IAEAの安全基準に反する」と懸念を示した。
また、原子炉を収める建物などへのIAEA専門家の立ち入りが、認められなくなっていると指摘。
「原発の安全を監視するためには、立ち入りが必要だ」と訴えた。
ロシアは先に「安全上の理由」で、
原子炉建屋へのアクセスを停止すると明らかにしていた