労働環境が良いイメージは清水建設、社員過労死でもトップに君臨

谷川 博

 

日経クロステック

 

労働環境が良いイメージは清水建設、社員過労死でもトップに君臨 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)

 

2024年4月に新たな労働時間規制が始まる「2024年問題」が迫り、建設産業への入職者を増やしたり、従事者の仕事への誇りを高めたりするには、建設産業に対する社会の正確な認知や理解を得る必要がある。その際に大きな役割を果たすのが建設産業を代表するプレーヤーだ。

 日経クロステックはマクロミルを通じて独自調査を実施。主要企業の知名度やイメージを尋ね、一般の1000人の回答を基にランキングを作成した。イメージ調査では、企業名を知っている会社について、どのようなイメージを抱いているか、9つの選択肢の中から複数回答で聞いた。

主要建設会社20社のイメージランキング「労働環境が良い」

(出所:日経クロステック)

(出所:日経クロステック)

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 主要建設会社20社のうち、「労働環境が良い」と答えた人が最も多かったのは清水建設だ。回答者数は、全体の6%強に当たる61人だった。

 次いで、長谷工コーポレーション(45人)、大林組(44人)、大成建設(41人)・竹中工務店(41人)の順。

 トップ5といえども、労働環境が良いイメージを持つ人は、全回答者の4~6%程度にすぎない。建設会社の労働環境に対して、一般の人は厳しい見方をしている