安岡正篤|人間学に関する偉人|致知出版社 (chichi.co.jp)

 

致知出版社

人間学を探究して四十五年

安岡正篤先生の名言

  • 【思考の三原則】

    一、目先にとらわれないで、出来るだけ長い目で見ること
    二、物事の一面にとらわれないで、出来るだけ多面的に、出来得れば全面的に見ること
    三、何事によらず枝葉末節にとらわれず、根本的に考えること

     

  • 【安酒を飲むな】

    本当のいい酒とは、よき仲間と人生や世界を語り合いながら飲む酒です

     

  • 【父母の使命】

    父は子供の尊敬の的でありたい
    母は子供の慈愛の座でありたい

     

  • 【本物にしびれる】

    何にしびれるかによって、その人は決まる
    中江藤樹は『論語』と王陽明にしびれていた
    人間は本物にしびれなければならない

     

  • 【進歩向上の第一条件】

    いかにすればいつまでも進歩向上していくことができるのか
    第一に絶えず精神を仕事に打ち込んでいくということです

     

  • 【自省自修】

    人間はできるだけ早くから、良き師、良き友を持ち、良き書を読み、ひそかに自ら省み、自ら修めることである
    人生は心がけと努力次第である

     

  • 【活力と気迫】

    活力、気迫を旺盛にする
    これが一番大事であります

     

  • 【根に返る】

    人間は栄えようと思ったならば、まず何よりも根に返らなければいけない。草木でも本当に健やかに繁茂させようと思ったならば、いたずらに枝葉を伸ばしては駄目で、幹を逞しくし、根を深く養わなければならない。根に返ることが大事である

     

  • 【人を見る秘訣】

    人を見る時は肩書きや経歴を全部取り払って、その人自身がどういう人間なのかを見ないといけない

     

  • 【健康の三原則】

    第一に心中常に喜神を含むこと
    第二に心中絶えず感謝の念を含むこと
    第三に常に陰徳を志すこと

     

  • 【四耐四不】

    よく一隅を照らす者にして初めて、よく照国することもできるのである
    冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、また閑にも耐えて、激せず、躁がず、競わず、随わず、自強してゆこう

     

  • 【なくてはならぬ人】

    賢は賢なりに愚は愚なりに、一つのことを何十年と継続していけば、必ずものになる
    別に偉い人になる必要はないではないか
    社会のどこにあっても、その立場立場においてなくてはならぬ人になるそういう生き方を考えなければならない

     

  • 【環境をつくる】

    人物が偉大であればあるほど、立派な環境を作る
    人間が出来ないと環境に支配される

     

  • 【大努力】

    秀れた者となるためには、人の数倍の努力と苦労をしなければならない
    人の寝るところは半分にし、人の食うところは半分くらいにしても、努力するところは人の十倍も二十倍もやるだけの元気がなければならぬ

     

  • 【六中観】

    ・忙中閑あり―忙中に掴んだものこそ本物の閑である
    ・苦中楽あり―苦中に掴んだ楽こそ本当の楽である
    ・死中活あり―身を棄ててこそ浮ぶ瀬もあれ
    ・壺中天あり―どんな境涯でも自分だけの内面世界は作れる。どんな壺中の天を持つか
    ・意中人あり―心中に尊敬する人、相ゆるす人物を持つ
    ・腹中書あり―身心を養い、経綸に役立つ学問をする

     

  • 【萬燈行】

    内外の状況を深思しましょう
    このままで往けば、日本は自滅するほかはありません
    我々はこれをどうすることも出来ないのでしょうか
    我々が何もしなければ、誰がどうしてくれましょうか
    我々が何とかするほか無いのです
    我々は日本を易えることが出来ます
    暗黒を嘆くより、一燈を点けましょう
    我々はまず我々の周囲の暗(やみ)を照す一燈になりましょう
    手のとどく限り、至る所に燈明を供えましょう
    一人一燈なれば、萬人萬燈です
    日本はたちまち明るくなりましょう
    これ我々の萬燈行であります
    互に真剣にこの世直し行を励もうではありませんか