ウクライナ各地に「ミサイル110発」、ロシアが最大規模の攻撃
ロシアは29日、ウクライナに最大規模のミサイル攻撃を実施した。キーウで29日撮影。(2023年 ロイター/Gleb Garanich)
Yuliia Dysa Tom Balmforth
[29日 ロイター]
- ロシアは29日、ウクライナに最大規模のミサイル攻撃を実施。ウクライナ当局者によると市民12人が死亡し数十人が負傷した。 ゼレンスキー大統領は「ロシアは全兵器を投入して攻撃した。約110発のミサイルが発射された。大半は撃墜された」とテレグラムに投稿した。 ウクライナ空軍のオレシュチュク司令官は「空からの最も大規模な攻撃」とテレグラムで述べた。 ザルジニー総司令官は、重要なインフラや産業・軍事施設が標的になっていると述べた。 エネルギー省によると、南部オデーサ(オデッサ)、北東部ハリコフ、中部ドニエプロペトロフスク、キーウで停電が起きている。 ドニエプロペトロフスク州では、ショッピングセンターや民家、集合住宅をミサイルが直撃し5人が死亡。首都キーウでは1人の死亡が確認された。 黒海の港湾都市オデーサでは、ミサイルが住宅を直撃し3人が死亡、子ども2人を含む少なくとも15人が負傷した。 ポーランドと国境を接する西部リビウ州では、重要インフラ施設にミサイルが着弾したと大統領府が発表。リビウ市では1人が死亡。3つの学校と幼稚園も被害を受けた。 北東部のハリコフ市では、倉庫や工業施設、医療施設、輸送拠点がミサイル攻撃を受け、1人死亡、11人が負傷した。 南東部のザポロジエ市では複数のインフラ施設をミサイルが直撃し1人が死亡した
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