米、ブラックフライデーのオンライン売り上げが過去最高に！ その半分以上は｢モバイル端末｣からの購入
Lakshmi Varanasi ［原文］ （翻訳、編集：山口佳美）
- Nov. 28, 2023
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- アメリカではブラックフライデーのオンラインショッピングが98億ドル（約1兆4600億円）にのぼり、2022年から7.5%増えた。
- その半分以上がモバイル端末からの購入だったと、アドビ（Adobe）のアナリストはCNBCに語った。
- ｢店頭でのブラックフライデー体験をめぐるパラダイムは変化した｣とアナリストは指摘している。
2023年のブラックフライデーは、買い物客がオンラインショッピングに熱中した。
アドビの報告によると、アメリカではブラックフライデーのオンラインショッピングの売上高は2022年から7.5％増えて98億ドルと、過去最高を記録した。
そして、その半分以上の約53億ドルがモバイル端末からの購入だったとAdobe Digital Insightsの主席アナリストであるヴィヴェック・パンディア（Vivek Pandya）氏はCNBCに語った。パンディア氏によると、インフルエンサーとソーシャルメディア広告がこれに拍車をかけたという。
この数字は、ブラックフライデーの伝統が今もアメリカの消費者には根強く残っているものの、朝早く起きて、買い物客でにぎわうショッピングモールの混雑をかき分け、お目当ての商品を購入するために何時間も待つという時代からは移行していることを示している。
｢長蛇の列といった店頭でのブラックフライデー体験をめぐるパラダイムは変化したと思います｣とパンディア氏はCNBCに語った。小売店が店の営業時間を短縮し、オンラインでよりお買い得な商品を提供するようになるなど、パンデミックがこの変化を加速させた。
なお、マスターカードの分析でも、店頭での購入が2022年に比べて1％強増えた一方で、eコマースの売り上げは8.5％増と、より多くの買い物客がオンラインでの購入を選択したことが改めて示されている。
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