もう、前から、数回、言っておりますが、

 
このプロジェクトに、
 
”GO サイン”した、
 
関連、都庁の官僚/役人全部の、
 
金銭と接待、全てを、徹底的に調査しなさい
 
オリンピック誘致しかり、
 
大阪万博、
 
”金が動いております”

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もう一つ、

 
もう、過ぎたのかは知りませんが、
 
つい最近まで、銀杏並木の、ピークシーズンだったはずで、
 
その時に、
 
数万人、数十万人、来ているわけですから、
 
その時にこそ、その人たちから、反対の”署名”を、
 
もらうべきでした。
もし、署名をその時、もらっていないとすれば、”惜しいことをしました!”
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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仏紙「東京は恐ろしく似たり寄ったりな、アジアの巨大諸都市の一つにならんとしている」

クーリエ・ジャポン

Photo: Mytruestory Photography / Getty Images

 

 

 

明治神宮の創建以来、100年以上守られてきた景色は、変わってしまうのだろうか。大規模な反対運動を引き起こし、物議を醸している東京・神宮外苑の再開発事業。仏紙「ル・モンド」の東京特派員、フィリップ・ポンスは、東京が数ある平凡な大都市の一つになりつつあると懸念する。 

 

 

 

 

【画像】1964年の東京オリンピック以前の神宮外苑 

 

 

 

近代史のなかで、東京は時代への大いなる適応力を発揮してきた。その一方、過去の遺産を消し去り尽くすことで、恐ろしく似たり寄ったりな、アジアの巨大諸都市の一つにならんとしている。そしてそのことは、多くの東京都民も認識している。 神宮外苑地区の再開発計画に対して、反対運動が起こっている。明治神宮外苑の並木通りには、道路の両側にそれぞれ二列ずつ、300mにわたって樹齢100年を超えるイチョウが立ち並んでいる。再開発が進められれば、この並木にも影響が及び、神宮外苑の樹木約1000本が切り倒されることになる。 これは、2020年の東京オリンピックのために建設された国立競技場の周辺を改造しようという構想で、秩父宮ラグビー場をはじめとする競技場が、ショッピングセンターや高層ビルの立ち並ぶ、より近代的な一帯へと姿を変えることになる。開発事業者は工事が完了し次第、新しい樹木を植えることを約束している。 11月半ばになると、秋の深い青空を背景にイチョウの葉が黄金色のトンネルを形づくり、道行く何万もの人々を魅了する。イチョウは東京のシンボルであり、荘厳と長寿を表す。この植物は日本の風景に不可欠な要素なのだ。

「オアシスがアスファルトのジャングルに」

再開発の中止を求め、23万人近くの署名が集まった。反対者のなかには著名人も含まれ、作家の村上春樹もこの計画を非難する一人だ。人気グループ、サザンオールスターズは最近の曲のなかで「麗しいオアシスがアスファルト・ジャングルに変わっちゃうの?」と歌っている。作曲家の坂本龍一も2023年3月に亡くなる直前、都知事の小池百合子に「目の前の経済的利益のために先人が100年をかけて守り育ててきた貴重な神宮の樹々を犠牲にすべきではありません」と訴えていた。 ユネスコの諮問機関であり、世界文化遺産保全を目的とする国際記念物遺跡会議(ICOMOS/イコモス)も警告を発している。(明治神宮は)「明治天皇を記念して、区民の献金と勤労奉仕により創り出され、『未来永劫、美しい公園として維持する』という約束のもと奉献された」と訴え、「世界の公園の歴史においても例のない文化的資産」なのだと日本イコモス理事の石川幹子は語る。加えてイコモスは、気候変動は都市における自然遺産の重要性を示唆していると岸田首相への訴えのなかで強調し、計画の中止を求めた。 神宮外苑の再開発計画は近隣住民との協議が何もおこなわれないまま決定され、法的な訴えが起こされたものの棄却されていた。しかし、反対運動により、9月に予定されていた伐採の着手は延期された

 

 

 

街を塗り替え続ける建設熱

いくつかの歴史的な保全地区を除いて、東京の遺産はすっかり失われてきた。1923年の関東大震災では10万人以上が亡くなり、明治時代の名残が奪われてしまった。さらに1945年には、東京大空襲が日本の「狂乱の時代(1920年代後半)」の遺産を破壊し、1964年のオリンピックに際して起こった建設ラッシュが戦後の名残を一掃した。さらに、1980年代後半のバブル経済では新自由主義的なメガプロジェクトが進行し、60年代から70年代の遺産を払拭することになった。 国家が遺産保護のための介入をおこなうこともなく、東京の姿は「市場の法」によって変容してきたといえる。(耐震と日照に関する基準を除けば)建築基準は厳しくなく、開発事業者はさして必要とも言えないような開発にも自由に乗り出すことができる。 20~21世紀にかけては耐震技術の発展に支えられ、天の高みを目指すような新・東京が現れた。タワーマンション、巨大な商業施設やホテル、文化施設の建設に加え、2020年の東京オリンピックに向けて不動産の過剰生産がおこなわれた。 東京の魅力の一つは、コントラストが際立つさまざまな都市空間が共存し、それにより多様なライフスタイルが可能なことだった――部分的には現在でもそうである――。 しかし、過剰さと高さへの飽くなき欲望による建設熱は、こうした東京の魅力を損なってしまった。神宮外苑の再開発がこのまま進めば、東京の「ゲニウス・ロキ」(土地の雰囲気・風土)にとってさらなる痛手となるだろう。

Philippe Pons