ロシア軍、南オセチアでジョージア市民射殺
2008年の武力衝突時にゴリへと向かう道路の検問所に待機するロシア兵(2008年8月19日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】
ジョージア政府は6日、北部の親ロシア派支配地域、南オセチア(South Ossetia)近郊で、民間人1人がロシア軍に殺害されたと明らかにした。
南オセチアをめぐっては、2008年にロシアとジョージアが軍事衝突し、独立を宣言。ロシアは独立を承認し、実効支配している。 ジョージアの保安当局によると、民間人が殺害されたのはゴリ(Gori)市。また別の民間人1人が「違法に拘束された」という。 08年の紛争以降、派遣されている欧州連合(EU)の監視団も、南オセチアの行政境界線で発生した事案でジョージア市民1人が死亡したと確認した。 地元住民が独立系テレビ局ピルベリTV(Pirveli TV)に語ったところによると、殺害されたのは58歳の男性で、地元住民数人と教会に礼拝に訪れた際にロシア兵に撃たれた。ロシアは今年に入り、この教会へのジョージア人の立ち入りを禁止していた。 ジョージアのサロメ・ズラビシビリ(Salome Zurabishvili)大統領は、「ロシアの占領軍がジョージア市民を射殺したことに怒りを隠せない」とし、「ロシアの行動を明確に非難するよう」国際社会に求めた。
【翻訳編集】 AFPBB News
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