【F1】フェルスタッペンが通算50勝「タフなレースだった」角田裕毅は健闘10位入賞
日刊スポーツ新聞社
F1:第19戦USGP>◇22日◇決勝
10月22日、F1第19戦USGPの決勝が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝した。今季15勝目、自身通算50勝目。
予選のタイム抹消により6番グリッドからスタートしたフェルスタッペンはスタートで5位に上がると徐々にポジションを上げていきレース序盤に3位まで浮上。ピットストップで2位に上がり、コース上で首位ランド・ノリス(マクラーレン)を抜いてトップに立った。ブレーキに不調を抱えており最後はルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が背後に迫ったが、抑え切って勝利を掴み獲った。
「6番手スタートだったし、ブレーキングポイントの多いこのサーキットでずっとブレーキの感覚が昨日と違って不調を抱えていた上に、最後はタイヤもタレてきていたしこの僅差だったからタフなレースだったよ。ブレーキングで攻めることはできないし、タイヤを壊したくないからコーナーで攻めることもできないし、その妥協点を見付けるのが大変だった。15勝というのは誇らしいけど、この先もプッシュし続けていくよ」
角田裕毅(アルファタウリ)は好ペースを維持して中団トップの座を守り続けたが、セットアップを変更してピットレーンから決勝に臨んだアストンマーティン勢が本来のペースを発揮して逆転。それでもフェルナンド・アロンソがフロアトラブルでリタイアを喫したことで10位に浮上する幸運に恵まれ、最後はピットインしてソフトタイヤに履き替えてファステストラップを記録し、計2ポイントを獲得し第13戦ベルギーGP以来の入賞を果たした。
(米家峰起通信員