マウイ火災、死者数を97人に修正 115人から減少 DNA分析で
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8月22日、火災で大きな被害を受けた米ハワイ州のマウイ島西部の街ラハイナ=AP
米ハワイ州マウイ島で8月に起きた大規模な火災について、マウイ当局は15日、これまでに公表していた死者数115人を修正し、少なくとも97人の死亡が確認されたと発表した。行方不明者数は31人となっている。
【写真】太平洋の日没。日系移民が望郷の思いで見つめた夕日=2008年8月、ハワイ・マウイ島
担当者は、公表した死者数が減少した理由について「(DNAなどの)分析や検証を重ねるなかで、(遺体が入った)二つの袋が同一人物のものだったという事例があった」と説明している。 その上で「最終的な死者数を正確に決める段階にはまだ至っていない」とし、今後も修正される可能性があるとした。行方不明者は当初は3千人以上とされていたが、大幅に減っている。 2200軒以上の建物が被害を受け、約7千人の住民が住む場所を失ってホテルなどで避難生活をおくっている。甚大な被害が出た歴史的な街ラハイナなど同島西部での観光客受け入れは来月8日から再開される。(ワシントン=合田禄)
朝日新聞社
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