藤浪晋太郎がオリオールズへトレード移籍と正式発表 7月は防御率2・25でプレーオフへのピースへ
アスレチックスは19日(日本時間20日)、マイナー投手とのトレードで藤浪晋太郎投手(29)がオリオールズに移籍することを発表した。
阪神からアスレチックスに今季加入した藤浪は、開幕ローテ入りをつかむも4登板で0勝4敗、防御率14・40と乱調が続いて、4月26日(同27日)の敵地・エンゼルス戦で初めて救援登板し、リリーフへ配置転換となった。 救援転向後もしばらくは制球難などで苦しい投球が続いていたが、6月途中から改善の兆しが見え、7月は7登板で2勝1敗、8イニングを投げてわずか2失点と存在感を示していた。課題だった制球も11試合連続無四球と安定。6月には102・1マイル(約164・3キロ)もマークした。 アスレチックスはここまで27勝71敗と大苦戦。大谷翔平投手(29)の所属するエンゼルスと同じア・リーグ西地区でぶっちぎりの最下位だった。だが、移籍するオリオールズはヤンキース、レッドソックス、レイズ、ブルージェイズと名門のそろうア・リーグ東地区。現時点で全チームが貯金生活という超ハイレベルな地区の中で19日(同20日)にドジャースに勝手首位に浮上した。 若手中心で勢いに乗るオリオールズは、プレーオフ進出、ワールドチャンピオンを狙って8月1日(同2日)のトレード期限へ“買い手”になることが濃厚。大谷の獲得に動き出すという報道も一部ではあったが、まずはブルペン強化のために藤浪を獲得したようだ。
報知新聞社
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