ワグネル事実上の武装解除 ロシア軍が戦車やミサイル、弾薬など受領

 

 

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ロシア南部ロストフナドヌーで6月24日、民間軍事会社「ワグネル」が撤退を開始する前に同社の軍用車両の前で記念撮影する地元住人ら=AP

 

 

 

 

 ロシア国防省は12日、反乱を起こした民間軍事会社ワグネルから戦車やミサイルなど2千を超える兵器や弾薬などをロシア軍が受け取ったと発表した。事実上の武装解除にあたる。ワグネル戦闘員は反乱中止後、ロシアと連合国家を組むベラルーシに向かうとみられていたが、今後の見通しは不透明になっている。

 

 

 

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 国防省によると、兵器にはT90やT80、T72B3といったロシア軍の主力戦車や多連装ロケット砲、地対空ミサイルなどが含まれる。  このほか2500トン以上の弾薬や、自動小銃など2万丁以上の小火器も受け取った。ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏は反乱前、ロシア軍からワグネルへの弾薬供給が途絶えたと不満を述べていた。  すべての装備は後方の拠点で整備した後、再び使用するとしている。今後、ロシアに残るワグネル戦闘員は国防省と契約し、同省の傘下で活動することになる。  プリゴジン氏は6月23日に反乱を宣言したが、ベラルーシのルカシェンコ大統領の仲介で、24日に中止して撤収した。ベラルーシに向かうとみられていたが、ルカシェンコ氏は今月6日、同氏がロシアにいると発言。ワグネルのベラルーシへの移転問題も、最終決着していないと述べていた。

朝日新聞社

 

 

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