米、利上げ見送りか 13日からFOMC

産経新聞

【ワシントン=坂本一之】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は13、14両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策を協議する。米労働省が13日に発表する5月の消費者物価指数(CPI)を踏まえ、インフレ抑制で2022年3月から10会合連続で実施してきた利上げの見送りを検討するとみられる。 政策金利の誘導目標は10会合連続の利上げによって現在5・0~5・25%と07年以来の高水準に達している。過度に利上げを継続すれば景気が大きく冷え込む恐れがあり、慎重な判断が必要になっている。 インフレ指標として重視される4月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比4・4%上昇。FRBが物価安定の目標とする2%を大きく上回る状況で、伸び率も3カ月ぶりに拡大するなど根強いインフレが続いている。 市場では今回のFOMC会合で利上げを見送り、7月以降の会合で再び利上げを検討するとの予測が出ている。

 

 

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