約4万回分の覚醒剤をイギリスから密輸した疑いでベトナム国籍の女を逮捕
イギリスから約1.1キロ(約7300万円分)の覚醒剤を国際宅配貨物として輸入した疑いでベトナム国籍の会社員・ドゥック・ティ・トゥオン容疑者(35)が覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで逮捕された。
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関西空港の検査で発覚
ドゥック容疑者は今年3月、覚醒剤の入った宅配貨物を福岡市城南区にある自宅宛てに発送させ、関西空港経由で輸入した疑いが持たれている。検査にあたった関西空港税関支署の職員がコーヒーメーカーに隠された覚醒剤を発見した。
泳がせ捜査の対象になり“中身をすり替え”
検査で覚醒剤が入っていることがわかった“宅配貨物”は、警察や税関、それに九州厚生局麻薬取締部の合同チームによる泳がせ捜査の対象となった。チームは、貨物の中身を覚醒剤に似たものにすり替え、容疑者に気づかれないように当初の宛先に配送させた。その後、ドゥック容疑者が自宅で“宅配貨物”を受け取ったところを麻薬特例法違反(覚せい剤として所持)の疑いで現行犯逮捕。密輸の疑いでも後日、通常逮捕した。
自宅に張り込んだ捜査チームが現行犯逮捕
取り調べに対して、ドゥック容疑者は「SNSで知り合った人から受取りを頼まれた。覚醒剤が入っていることは知らなかった」と供述し容疑を否認している。押収された覚醒剤は、薬物乱用者の通常使用量で換算すると約3万9000回分に相当するという。合同チームは共犯者がいるとみて、入手経路などの捜査を続けている
約4万回分の覚醒剤をイギリスから密輸した疑いでベトナム国籍の女を逮捕(RKB毎日放送) - Yahoo!ニュース