トランスジェンダーの生徒、女子競技への参加禁止 米下院が法案可決

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20日、米ワシントンで法案可決について報道陣に話をするセリーナ・ソウリさん(右)。高校生時代の陸上競技に関連してトランスジェンダーに関する政策をめぐりコネティカット州を提訴している=AP

 

 

 

 

 

 米連邦議会下院は20日、出生時に男性と診断されたトランスジェンダーの生徒が、学校で女子スポーツの活動に参加することを禁止する法案を可決した。上院は民主党が多数を占め、法が成立する可能性は低いとみられているが、トランスジェンダーの権利をめぐり、米国内の議論は激しさを増している。 

 

 

 

【写真】米ワシントンで20日、トランスジェンダーの生徒に関する法案可決を歓迎し、話をするマッカーシー下院議長(右から3人目)=AP  

 

 

投票では各党の立場が明確に表れた。欠席した13人を除くと、賛成219票は多数派でトランスジェンダーの権利に否定的な共和党議員全員。反対203票は全員が民主党だった。  

 

法案は、連邦政府の補助金を受ける学校や教育機関で、出生時に生物学的な性別が男性だった者は女子のスポーツ活動に加わることを禁じる。ただ、「機会や利益を奪わない」ことを条件に、練習などに参加することは可能だとしている。

 

 

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