麻薬王のカバ、ハイウエーでひかれ死ぬ コロンビア

AFP=時事

コロンビア・プエルトトリウンフォのハイウエーで車にひかれたカバの死骸。プエルトトリウンフォ消防隊提供(撮影日不明)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

 

【AFP=時事】南米コロンビア・アンティオキア(Antioquia)州のハイウエーで、カバが車にひかれて死んだ。現場近くには1993年に死亡した麻薬王パブロ・エスコバル(Pablo Escobar)の農園があり、飼われていたカバが繁殖しすぎて問題となっている。

 

 

  【写真】血を流して道路に横たわるカバ  

 

 

同州北西部プエルトトリウンフォ(Puerto Triunfo)の消防はAFPに、11日夜に、首都ボゴタとメデリン(Medellin)を結ぶハイウエー上で、体重1トン以上のカバが横たわっているのが発見されたと話した。  事故ではピックアップトラックの前方が壊れたが、運転手は無事だった。  エスコバルは1980年代後半に少数のカバを飼い始めた。

 

エスコバルの死後、

 

カバは放し飼い状態になり、

 

現在では150頭にまで増えた。

 

 

  昨年12月にも同じ地域でカバと車が衝突する事故が発生しているが、カバは死ななかった。  以前に、カバに避妊処置を施す計画が実行されたが、うまくいかなかった。コロンビア環境省は昨年、カバを外来種に指定し、狩猟を許可した。  今年3月にはアンティオキア州の知事が、カバ70頭をインドやメキシコの保護区に移送する計画を発表した。

【翻訳編集】 AFPBB News

 

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