台湾情勢で米追随は最悪」マクロン氏発言が波紋…米欧で批判相次ぐ

読売新聞オンライン

マクロン氏=ロイター

 

 

 

 

 【パリ=梁田真樹子】

 

今月5~7日に中国を訪問したフランスマクロン大統領が、

台湾情勢をめぐり

「最悪なのは、欧州が米国に追随しなければならないと考えることだ」

などと発言し、

波紋が広がっている。

 

 

 

 

米国と一定の距離をとる

「欧州の戦略的自立」を掲げる

マクロン氏の外交姿勢は、

中国を利することになりかねないとの懸念も生まれている。 

 

 

 

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 発言は、

習近平シージンピン)国家主席と2日間にわたって会談した訪中を終え、

帰路の大統領専用機内で仏経済紙「レゼコー」などが行ったインタビューで

述べたもの。

 

同紙によると、

マクロン氏は「台湾の問題に加勢して、欧州に利益はあるのか。ノーだ」と断言した。

 

 

 

 

 さらに

「欧州にとっての罠(わな)は、

我々のものではない危機に巻き込まれることだ」と指摘し、

 

「『戦略的自立』とは、

中国との関係などで欧州として戦略を持つことだ」とも強調した。

 

 

 

 

 マクロン氏の発言に対し、

米国のマルコ・ルビオ上院議員はツイッターで

「マクロン氏には、発言が欧州を代弁したものなのか問いただしたい」などと投稿、不快感を示した。

 

 

 

 

 欧州内からも、マクロン氏の対中外交について

「中国との競争より協調を重視した。欧州を分断し共通の対中政策を困難にしている」

(ドイツのノルベルト・レトゲン元環境相)と

批判する声が相次ぐ事態になっている

 

 

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マクロン仏大統領、抗議のやじで演説を中断 国賓訪問先のオランダで

 

 

朝日新聞デジタル

オランダのハーグで11日、演説するフランスのマクロン大統領=AP

 

 

 

 

 フランスのマクロン大統領が11日、訪問先のオランダで演説中に会場の参加者から抗議のやじを受け、演説を中断させられる一幕があった。客席には「暴力と偽善の大統領」と英語で書いた横断幕も掲げられた。フランスでマクロン政権が強行採択した年金改革法や、不十分な気候変動対策に対する抗議とみられる。

 

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 マクロン氏は、オランダ国王と王妃の招待を受け、国賓としてオランダを訪問している。午後4時過ぎ、西部ハーグにあるシンクタンクで経済や産業をめぐる欧州の主権をテーマに英語で演説を開始。仏大統領府が中継した演説の動画によると、間もなく2階のバルコニー席にいた聴衆の中から数人の男女が声を上げ始めた。  この男女らによる抗議は、警備員が会場から追い出すまで約1分間、続いた。「フランスの民主主義はどこにいった」「誰もあなたの話は聞いていない。数百万人が街頭デモに出ているぞ」「気候変動枠組み条約が守られていないぞ」などと英語で叫んだ。

朝日新聞

 

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